部下が「やってみたけれど、うまくいきませんでした」と相談に来たとき、上司はどう関わるか

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成果を出す思考プロセス

こんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。

前回の発信では、「部下が『やってみます』と言える空気をつくれているか」についてお話ししました。

今回はその続きとして、部下が自分で考えて実際にやってみたものの、思ったような結果が出なかったときの関わり方について考えていきます。

仕事を進める中で、自分で考えて行動しても期待通りの成果につながらないことは、当然あることです。そうしたとき、指導する側としてどのように関わればよいのでしょうか。

「うまくいきませんでした」と相談に来る場面

私がマネージャーをしていた頃、部下から相談を受ける場面がありました。

「こういう活動をしてみたのですが、うまくいきませんでした」

部下はそのように相談に来ます。

相談するときには、何が起きたのか、何を相談したいのかを相手に分かるように説明する必要があります。そのために、部下自身も頭の中で出来事や考えを整理します。

「人に説明する」ことで次の対策を思いつく

私は、この「人に説明する」ということにも意味があると考えています。

自分の頭の中にあることを、人に分かってもらえるように説明する。そのためには、何が起きたのかを振り返り、どのような順番で話すかを考えます。そして実際に言葉にして説明します。

私自身もそうでしたが、そのように説明を組み立て、話している途中で、

「あっ、ここを変えればいいかもしれない」

と、次の対策を思いつくことがあります。

これは私自身の経験でもありますし、部下から相談を受けているときにもありました。話しているうちに、本人の中で考えが整理されていくのです。

一通り話を聞いたあとの問いかけ

だからこそ、部下から一通り説明を聞いたあとの関わり方が大切になります。

私は、部下からの説明を聞いたあとに、

「今後の対策は何か考えている?」

と聞くことがありました。

さらに、

「今、ここまで説明してくれたけど、話してみて何か対策は思いついた?」

と聞くこともありました。

そう問いかけると、話している間に考えたことや、新しく思いついた対策が部下から出てくることがありました。

もし相談を受けた最初の段階で、上司が「じゃあ、こうしなさい」と正解を伝えていたら、この気づきは生まれなかったかもしれません。

すぐに答えを渡さない時間をつくる

もちろん、いつでも部下に考えさせればいいという話ではありません。

急いで対応しなければならない場面もありますし、上司が答えを示したほうがいい場面もあります。

しかし、もし少し考える時間があるのであれば、すぐに答えを渡さない。

まず、部下の話を聞いてみる。 そして、 「ここまで話してみて、あなたはどう思う?」 と聞いてみる。

これもまた、日常業務の中で部下が成長する機会だと考えています。

・やってみる ・うまくいかなかった ・振り返る ・人に説明するために整理する ・話しているうちに新しいことに気づく ・「では、次はこれをやってみます」という次の行動につながる

指導する側が正解を持っていたとしても、すぐにその正解を渡すことだけが指導ではありません。

部下が自分の経験を整理し、自分で次の一手に気づく。その時間をつくることも、指導する側の大切な役割ではないでしょうか。

部下から相談を受けたとき、答えを伝える前に一度、 「ここまで話してみて、何か対策は思いついた?」 と聞いてみてください。部下自身から、次の一手が出てくるかもしれません。


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