ブログ記事のポイント
- 一生懸命に行動しても、すぐに成果へつながるとは限りません
- 成果が出ない理由を確認し、対策を考えることは必要です
- ただし、できていないことだけを見ていると、成果につながる小さな変化を見落とします
- 「行動・手応え・成果」の3つを分けて見ると、次の一手が見つかりやすくなります
- 一人に生まれた小さな変化を共有することが、チーム全体の成長につながります
一生懸命に活動しているのに、なかなか成果につながらない。
計画したことを実行しているのに、思うように数字が上がらない。
仕事をしていると、そのようなことがあります。
私も営業をしていた頃、活動しているのに売上が思ったほど上がらない、という経験を何度もしました。
今回は、成果が出ないときに何を手がかりにして、次の行動を考えればよいのかについてお伝えします。
成果が出ないときは理由を確認する
成果が出ていないときには、まず理由を確認する必要があります。
活動量が足りないのか。
活動の方向が違っているのか。
伝えている内容に問題があるのか。
対象となる施設の選び方が違うのか。
それとも、説明する順番が相手に合っていないのか。
理由を確認し、対策を考えて実行する。
これは、成果を出すために欠かせない取り組みです。
私もマネージャーとして、部下と一緒に成果が出ない理由を確認し、対策を考えることを中心に仕事をしていました。
課題を見つけて対策を打つことは、マネージャーの大切な役割です。
ただ、経験を重ねるうちに、それだけでは足りないと感じるようになりました。
できていないことだけを見ていないか
成果が出ていないと、どうしても「何ができていないのか」に目が向きます。
もちろん、それを確認することは必要です。
しかし、できていないことばかりを探していると、すでに生まれている小さな変化を見落としてしまうことがあります。
チーム全体の実績は、まだ上がっていない。
それでも、医師から良い反応が返ってきている施設があるかもしれません。
全体から見れば少ないけれど、一部の施設では売上に変化が出始めているかもしれません。
まだ大きな成果とはいえなくても、成果につながる可能性のある手応えが見えることがあります。
経験を重ねてからの私は、成果が出ていないときほど、そのような小さな変化を探すようになりました。
小さな変化が起きた理由を聞いてみる
良い反応や小さな変化が見つかったとき、私はチーム会議などで担当者に話してもらっていました。
どのような活動をしたのか。
どのような伝え方をしたのか。
相手から、どのような反応があったのか。
本人は、何が良かったと考えているのか。
同じ資料を使って同じ内容を説明しても、伝え方や話す順番が変わることで、相手の反応が変わることがあります。
その違いは、担当者本人に聞かなければ分からないこともあります。
マネージャーが外から見て、「これが成功した理由だろう」と決めるのではありません。
実際に行動した本人の話を聞き、チームで考えることが大切です。
担当者の考えを聞くことは、本人が自分の行動を振り返る機会にもなります。
「自分が何をしたから、相手の反応が変わったのか」
それを自分の言葉で説明できれば、その経験は次の行動にも活かしやすくなります。
成功事例は、まず基本を真似してみる
良い変化が生まれた方法が見つかれば、私はチームのメンバーにも真似してもらっていました。
成功した人の方法や考え方を聞き、まずは基本となる部分を実行してみます。
ただし、相手が違えば、これまでに築いてきた関係も違います。全員にまったく同じ方法が通用するとは限りません。
そのため、基本となる方法を押さえたうえで、それぞれの担当者が必要な工夫を加えるようにしていました。
最初から自分なりの工夫をたくさん加えてしまうと、どの部分が良い反応につながったのか分からなくなります。
まずは基本を真似て、実行後の反応を見る。
そのうえで、自分の担当先に合わせて考える。
この順番が重要だと思います。
一人の小さな成功を、その人だけの経験で終わらせない。
成功事例として共有し、チームで試してみることで、一人の経験がチーム全体の財産になります。
「行動・手応え・成果」の3つで考える
私は仕事の進み具合を、「行動・手応え・成果」の3つに分けて考えていました。
まず、どのような行動をしたのか。
その行動に対して、相手からどのような反応があったのか。
そして、その反応が最終的にどのような成果につながったのか。
まだ数字に表れていなくても、相手から良い反応が返ってきているのであれば、成果へ向かう途中かもしれません。
反対に、活動量は多いのに相手の反応がまったく変わっていないのであれば、行動の方向や質を見直す必要があるかもしれません。
数字だけを見ていると、「成果が出ていない」という一つの結果しか見えません。
しかし、その途中にある手応えまで確認すると、今の行動を続けるべきなのか、それとも変えるべきなのかを考える材料が増えます。
小さな変化は、次の行動を考える手がかり
小さな変化に注目するのは、単に喜ぶためではありません。
もちろん、変化を見つけて本人へ伝えることは、承認や自信にもつながります。
それに加えて、小さな変化には、次に何をすればよいのかを考えるための情報があります。
成果が出ないときには、できていないことや足りないことばかりに目が向きやすくなります。
そのようなときほど、次のように問いかけてみてください。
「まだ大きな成果にはなっていないけれど、少し良い反応が出ている活動はないだろうか」
「その変化は、どのような行動から生まれたのだろうか」
「ほかのメンバーも試せることはないだろうか」
このような問いから、次の一手が見つかることがあります。
まとめ
成果が出ない理由を確認し、課題に対する対策を考えることは必要です。
しかし、できていない理由を探すだけでは、すでに生まれている小さな変化を見落としてしまうことがあります。
行動した結果、相手からどのような手応えがあったのか。
その手応えは、成果につながる可能性を持っているのか。
成果が出ていないときほど、「行動・手応え・成果」の3つを分けて見てみましょう。
そして、良い変化が起きているのであれば、その理由を本人に聞き、チームで共有してみてください。
一人に生まれた小さな変化が、チーム全体を動かすきっかけになるかもしれません。
皆さんの職場にも、まだ数字には表れていないけれど、少し良い反応が生まれている活動はないでしょうか。
その変化がなぜ起きたのか、一度チームで話し合ってみてはいかがでしょうか。
メルマガのご案内
メルマガ「気づけば差がつく キャリア5分メモ」では、日常業務を人と組織の成長につなげるための考え方や、現場で実践するためのヒントをお届けしています。
音声配信やブログを読んで、「もう少し考えてみたい」「自分の職場でも試してみたい」と感じた方は、ブログ内の案内ページからご登録ください。
#マネジメント#部下育成#人材育成#成功事例#スモールウィン#チームづくり#日常業務で成長する#キャリアコンサルタント

