ブログ記事のポイント
- 新人育成では、つい他人と比較してしまうことがある
- 比較は評価の参考になることもあるが、それだけでは成長を見失いやすい
- 大切なのは、その人自身が以前と比べてどう成長したかを見ること
- 人の可能性は今の姿だけでは判断できない
- 認めることと指導することの両方が成長を支える
新人育成では比較したくなることがある
みなさんこんにちは。
キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、「人は比較ではなく成長を見る」というテーマでお話ししたいと思います。
新人育成や部下育成に関わっていると、どうしても比較してしまうことがあります。
自分が新人だった頃はもっとできた気がする。
昨年の新人はもっと成長が早かった。
同期の〇〇さんは優秀だった。
そんなふうに考えた経験がある方もいるのではないでしょうか。
実は私自身も、マネージャー時代にはそう考えてしまうことがありました。
もちろん比較すること自体が悪いわけではありません。
組織の中では一定の基準や期待があります。
だから比較という視点がまったく不要というわけではないのです。
しかし、今振り返ると、育成で本当に大切なのは比較ではなかったように思います。
指導者は課題を見つける役割がある
新人を見ていると、できていないことが目につきます。
もっとこうした方がいい。
次はこれを覚えてほしい。
ここを改善するともっと良くなる。
そんな課題が見えてきます。
これは指導者として自然なことです。
むしろ必要な視点でもあります。
課題が見えなければ成長を支援することはできません。
だから改善点を伝えることは決して悪いことではありません。
私自身もマネージャー時代には、部下の課題を見つけ、どうすれば成長できるかを考え続けていました。
少しでも早く力をつけてほしい。
少しでも成長してほしい。
そんな思いで関わっていました。
ただ、その時に忘れてはいけない視点があります。
昨日より成長しているかを見ることが大切
それは、
「その人が以前と比べてどう成長したのか」
という視点です。
人はつい他人と比べてしまいます。
しかし、本当に見るべきなのは他人ではなく本人の変化です。
入社したばかりの頃は電話に出るだけでも緊張していた。
報告するのにも時間がかかっていた。
お客様と話すことにも不安があった。
そんな人が数か月後には自然に仕事を進められるようになっていることがあります。
本人は気づいていなくても、確実に成長しているのです。
比較ばかりしていると、その成長を見落としてしまいます。
そして本人も、
「まだできていない」
「もっと頑張らないといけない」
と感じ続けることになります。
だからこそ、以前と比べてどれだけ前進したかを見ることが大切なのだと思います。
この人大丈夫かなと思った社員の成長
私がマネージャーだった頃の話です。
正直に言うと、
「この人大丈夫かな」
と思った社員がいました。
仕事も不器用でした。
覚えるスピードも決して早くありませんでした。
成長もゆっくりに見えました。
だから心配していました。
もちろん見捨てるつもりはありませんでしたが、どう成長していくのだろうと考えていました。
ところが、その後数年が経ちました。
その社員は少しずつ経験を積みました。
責任ある仕事を任されるようになりました。
周囲から信頼されるようになりました。
そして気がつけば、私よりも高い立場で活躍する存在になっていたのです。
その姿を見た時、私は改めて感じました。
人の可能性は本当にわからない。
今の姿だけで判断してはいけない。
そう思いました。
人はきっかけ一つで大きく変わる
人は変わります。
それも想像以上に変わることがあります。
出会う人が変わる。
任される仕事が変わる。
環境が変わる。
本人の意識が変わる。
こうしたきっかけによって、人は大きく成長することがあります。
キャリアコンサルタントとして多くの方とお話ししてきましたが、成長のタイミングは本当に人それぞれです。
新人の頃から活躍する人もいます。
時間をかけて力をつける人もいます。
30代になって大きく伸びる人もいます。
40代や50代で新しい可能性を開く人もいます。
だからこそ、今だけを見て判断することはできません。
目の前の姿だけで可能性を決めつけてしまうのは、とてももったいないことだと思います。
認めることと指導することの両方が必要
私は今、
認めることと指導することの両方が大切だと思っています。
認めるだけでは成長しません。
指導だけでも成長しません。
成長した部分には気づく。
努力していることを認める。
その上で次の課題を伝える。
このバランスが大切なのだと思います。
できるようになったことを見つける。
そして次に目指すことを伝える。
その繰り返しが人を育てるのではないでしょうか。
比較ばかりしていると、どうしても足りない部分に目が向きます。
しかし成長を見る視点を持つと、その人の可能性が見えてきます。
まとめ
新人育成や部下育成では、つい他人と比較してしまうことがあります。
自分の新人時代。
昨年の新人。
優秀な同期。
そうした比較は自然なことかもしれません。
しかし、本当に大切なのは比較ではなく、その人自身の成長を見ることです。
以前と比べて何ができるようになったのか。
どんな経験を積んだのか。
どんな変化があったのか。
そこに目を向けることで、成長はより見えやすくなります。
そして、人の可能性は今の姿だけではわかりません。
人はきっかけ一つで大きく変わることがあります。
だからこそ、決めつけない。
比較だけで判断しない。
その人自身の成長を見る。
それが指導者に求められる大切な視点なのだと思います。
もし皆さんが新人や部下の育成に関わっているなら、ぜひ他人との比較ではなく、その人自身が以前と比べてどう成長したかを見てみてください。
そこに新しい発見があるかもしれません。
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