ブログ記事のポイント
- 部下育成では、教えることだけがマネージャーの役割ではありません。
- 育成の場面ごとに、教える・聴く・考えさせるなど思考を切り替えることが大切です。
- マネージャーは課題解決の思考が身についているため、無意識に答えを出そうとしてしまいます。
- 相手に合わせて自分の関わり方を変えることで、部下の成長を支えられるようになります。
- 思考を切り替える力は、部下だけでなくマネージャー自身の成長にもつながります。
「育てよう」と思うほど難しくなることがある
みなさんは、部下を育てようとするとき、どんなことを意識していますか。
仕事を分かりやすく教えること。
失敗しないようにアドバイスをすること。
困ったときには助けること。
どれも大切なことです。
私自身もマネージャーとして長年働いてきた中で、そのようなことを意識してきました。
しかし、キャリアコンサルタントとして多くの方と関わるようになってから、改めて感じることがあります。
それは、育成で本当に難しいのは、教え方ではなく、自分自身の思考を切り替えることではないかということです。
同じ部下であっても、毎日状況は違います。
昨日は仕事を教えることが必要だったかもしれません。
今日は悩みを聴くことが必要かもしれません。
来週は、自分で考えてもらうことが必要になるかもしれません。
つまり、部下育成とは、一つの方法を続けることではなく、相手の状況に合わせて関わり方を変えていくことなのです。
育成では役割が変われば思考も変える必要がある
私は以前、育成とは仕事を教えることだと思っていました。
もちろん、それは間違いではありません。
新人の頃は、仕事の進め方や会社のルールを教えることが必要です。
しかし、少し経験を積んだ社員には、教えることよりも考えてもらうことの方が大切になる場面があります。
また、悩んでいる部下に対しては、答えを伝えることよりも、最後まで話を聴くことが必要になることもあります。
つまり、マネージャーには一つの役割だけではなく、
「教える人」
「話を聴く人」
「考えさせる人」
「背中を押す人」
など、さまざまな役割があります。
その場面ごとに思考を切り替えることができる人ほど、部下は安心して相談できるようになります。
知っていることと、理解して実践できることは違う
私は最近、キャリアコンサルタントとして改めて傾聴について学んでいます。
もちろん、「話を聴くことが大切」ということは以前から知っていました。
しかし、学び直す中で気づいたことがあります。
それは、知っていることと、理解して実践できることは違うということです。
本を読めば知識は増えます。
研修を受ければ新しい考え方も学べます。
でも、それだけで実践できるようになるわけではありません。
実際の部下との面談では、相手の反応も違えば、話の内容も違います。
その場で自分の思考を切り替えることは、思っている以上に難しいことなのです。
マネージャーだからこそ陥りやすい思考がある
部下育成が難しい理由は、教え方だけではありません。
実は、マネージャーという立場だからこそ陥りやすい思考があります。
私自身も、部下との面談では、
「今日は最後まで話を聴こう。」
そう意識して臨むことがあります。
ところが、話を聴いているうちに、
「こうした方がいいのではないか。」
「原因はこれではないか。」
そんな考えが頭に浮かんでくることがあります。
気づけば、部下の話を最後まで聴く前に、答えを考え始めているのです。
この経験を振り返る中で、私はあることに気づきました。
それは、マネージャーには長年の経験の中で身についた思考のクセがあるのではないか、ということです。
この続きは、今回の有料noteで、私自身の経験を交えながら詳しくお話ししています。
日常業務の中で少しずつ成長していく
私は「日常業務で成長する」という考え方を大切にしています。
成長というと、研修や資格取得を思い浮かべる方も多いかもしれません。
もちろん、それらも大切です。
しかし、毎日の仕事の中で、
「今日は少し話を聴けた。」
「今日は相手に考えてもらえた。」
そんな小さな気づきを積み重ねることも、大きな成長につながります。
キャリアコンサルタントとして多くの方とお話ししていても、成長し続ける人には共通点があります。
それは、一度で完璧を目指すのではなく、小さな改善を続けていることです。
明日から一つだけ意識してみませんか
もし部下と話す機会があれば、会話の前に一つだけ自分へ問いかけてみてください。
「今日は、どんな役割で関わろうか。」
教えることが必要なのか。
まずは話を聴くことが必要なのか。
考えてもらうことが必要なのか。
この問いを持つだけでも、部下との関わり方は少しずつ変わっていくと思います。
まとめ
部下育成では、「どう教えるか」に意識が向きがちです。
しかし、それと同じくらい大切なのが、「自分の思考を切り替えること」です。
相手の状況に合わせて、自分の関わり方を変えることができれば、部下は安心して話せるようになります。
私自身も、まだ学びの途中です。
だからこそ、日々の仕事の中で気づいたことを、これからも発信していきたいと思っています。
今回ご紹介した「思考を切り替えることの難しさ」や、その背景にある私自身の経験については、有料noteでさらに詳しくお伝えしています。
興味を持っていただけた方は、ぜひそちらも読んでいただけると嬉しいです。
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