ベテラン社員が、自分の力に気づける機会をつくっていますか?――部長から課長へ、課長からベテラン社員へ

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ベテラン社員が、自分の力に気づける機会をつくっていますか?――部長から課長、ベテラン社員へとつながる図と、考える経営者 マネジメント

この記事のポイント

  • ベテラン社員が身につけてきた力を、組織として十分に生かせているか
  • 本人にとっては当たり前になっているため、自分の強みだと気づいていないことがある
  • 課長の問いかけと具体的なフィードバックが、本人が強みに気づくきっかけになる
  • 部長や部門長が、課長にこうした視点を伝えているかを、経営者が確認する
  • 本人の希望を確認しながら役割を考えることは、ベテラン社員がこれからのキャリアを考えるきっかけにもなる

こんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。

皆さんの会社にも、長年の経験を持つベテラン社員がいると思います。

その人たちが身につけてきた力を、組織として十分に生かせているでしょうか。

自分ができるようになったことを振り返る

私は製薬会社で、マネージャーとして部下の育成に取り組んできました。

また、メンター向けの講座でも、自分ができるようになったことを振り返る大切さについてお伝えしています。

経験を重ねて身につけてきた力

長く仕事を続けていると、以前は難しかったことが、自然にできるようになります。

仕事の優先順位を判断する。

問題が大きくなる前に対応する。

相手の状況に合わせて、仕事の進め方を変える。

こうしたことも、経験を重ねて身につけてきた力です。

本人は、自分の強みに気づいていないことがある

しかし、本人にとっては当たり前になっているため、自分の強みだと気づいていないことがあります。

そして、「自分には、チームに影響を与えるような力はない」と考えている人もいるかもしれません。

私は、そこに目を向けることが大切だと思っています。

課長の問いかけが、気づくきっかけになる

例えば、経験豊富な社員が、難しい仕事を自然に進めていたとします。

そのとき課長が、

「今の仕事では、何を意識していたの?」

「その判断ができるようになったのは、どのような経験があったから?」

と問いかけてみる。

本人が振り返ることで、自分の身につけてきた力に気づくきっかけになります。

さらに、課長が気づいた強みを具体的に伝える。

そして、その経験をほかのメンバーにも共有できないか、一緒に考える。

私は、こうした関わり方が、ベテラン社員自身の成長と、チームの成長につながると思います。

部長や部門長は、課長にこの視点を伝えているか

ここで、経営者の皆さんに考えていただきたいことがあります。

皆さんの会社では、部長や部門長が、課長に対してこうした視点を伝えているでしょうか。

日々のマネジメントでは、どうしても目標達成や業務の進捗確認が中心になります。もちろん、それは大切です。

ただ、課長が目の前の業務に追われる中で、ベテラン社員の力を生かすことが後回しになっていないでしょうか。

部長から課長に、

「ベテラン社員が持っている強みを把握できている?」

「その強みを、本人にも伝えている?」

「チームの中で生かせる機会を考えている?」

そんな問いかけがあってもよいと思います。

本人の希望を確認し、力を発揮できる役割を考える

また、ベテラン社員だからといって、誰もが後輩の指導を得意としているわけではありません。

本人の希望や得意なことを確認しながら、どのような役割なら力を発揮できるのかを考える必要があります。

例えば、自分の工夫をミーティングで紹介する。

経験の浅いメンバーの相談に乗る。

あるいは、仕事の進め方について改善案を出す。

こうした関わり方も、チームへの貢献になります。

これからのキャリアを考えるきっかけにも

そして、そのような役割に取り組むことは、ベテラン社員自身が、これからのキャリアを考えるきっかけにもなると思います。

今まで何をしてきたのか。

何ができるようになったのか。

その力を、これからどのように生かしていくのか。

自分の経験を振り返り、新しい役割を考えることは、シニア・セカンドキャリアの視点でも大切です。

ベテラン社員の成長が、組織全体の力につながる

私は、「日常業務で成長する」という考え方をお伝えしています。

これは若手社員だけのものではありません。

ベテラン社員も、自分の力を見つめ直し、周囲の人の成長に生かすことで、新しい経験を積むことができます。

そして、その積み重ねが、組織全体の力にもつながるのではないでしょうか。

まとめ

経営者の皆さんには、部長や部門長との話し合いの中で、ベテラン社員の力を生かす視点についても確認していただきたいと思います。

部長が課長に働きかけ、課長がベテラン社員の強みに気づき、本人と一緒にその力の生かし方を考える。そんな流れが組織の中にあるかどうかです。

最後に、皆さんに質問です。

「皆さんの会社では、ベテラン社員が自分の力に気づき、その力をチームで生かせるよう、部長や課長が働きかけていますか?」

経験豊富な社員が持つ力を、本人のこれからの成長にも、組織の成長にもつなげていきたいですね。

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