ブログ記事のポイント
- 「当たり前」は人によって違い、育ってきた環境によって作られます。
- 自分の当たり前を、相手も同じように考えているとは限りません。
- 「成長」「成果」「評価」など、同じ言葉でも人によって意味が違うことがあります。
- 部下育成やマネジメントでは、まず相手の当たり前を知ることが大切です。
- 目線合わせとは、結論を合わせることではなく、「当たり前」を共有することなのかもしれません。
こんにちは。
キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、
「あなたの当たり前は、相手の当たり前ですか?」
というテーマでお話しします。
私たちは毎日のように、「当たり前」という言葉を意識せずに使っています。
「これは当たり前でしょう。」
「普通はこうするでしょう。」
そんな言葉を口にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
でも、その「当たり前」は、本当に相手にとっても当たり前なのでしょうか。
今日は、私自身の営業時代やマネージャー時代を振り返りながら、この「当たり前」について一緒に考えてみたいと思います。
当たり前は育ってきた環境で作られる
私は営業として仕事を始めた頃、とても厳しい上司のもとで育ちました。
今なら厳しすぎると言われるかもしれません。
会議で決まったことは必ず実行する。
実行していなければすぐに分かる。
「やりました。」という報告だけでは終わりません。
どの先生に説明したのか。
どんな反応だったのか。
どんな質問を受けたのか。
そこまで確認されました。
だから私は、「決まったことはまず実行する」という考え方が自然と身につきました。
さらに、実行して終わりではありません。
反論されたら、その反論をどう乗り越えるかを考える。
別の資料を探す。
違う説明の仕方を考える。
それが営業の仕事だと思っていました。
当時は、それが「普通」でした。
でも今振り返ると、それは私が育ってきた環境で作られた「当たり前」だったのです。
マネージャーになって気づいたこと
マネージャーになった私は、部下も同じように考えるものだと思っていました。
ところが現実は違いました。
例えば、
「先生に反論されたので終わりました。」
という報告を受けることがあります。
私は、
「そこで終わりなの?」
と思いました。
反論されたなら、次の方法を考える。
資料を探す。
上司に相談する。
私はそれが当たり前だと思っていました。
でも、部下にとっては違いました。
もちろん、どちらが正しいという話ではありません。
大切なのは、お互いの「当たり前」が違っていたということです。
この違いに気づいた時、私は部下を理解することの難しさと大切さを改めて感じました。
「成果」という言葉も人によって意味が違う
私は以前、「成長」という言葉についてお話ししました。
実は、「成果」という言葉も同じだと思っています。
営業にとって成果とは何でしょうか。
売上でしょうか。
訪問件数でしょうか。
面談件数でしょうか。
お客様との信頼関係でしょうか。
立場が変われば、成果の意味も変わります。
だから、「成果を出そう」と言っても、人によってイメージすることが違うのです。
これは部下育成でも同じです。
「主体性」
「挑戦」
「責任」
こうした言葉も、人によって受け取り方が違います。
だからこそ、「言葉は同じなのに話がかみ合わない」ということが起きるのではないでしょうか。
キャリアコンサルタントとして感じること
キャリアコンサルタントとして多くの方とお話しする中で感じることがあります。
それは、相手の話を聴くということは、単に出来事を聴くことではないということです。
相手がどんな環境で育ち、どんな経験を積み、どんな「当たり前」を持っているのかを理解しようとすることでもあります。
だから私は、以前よりも、
「なぜそう考えたのですか。」
という質問を大切にするようになりました。
その一言で、その人が大切にしている価値観や考え方が見えてくることがあります。
そして、その背景が分かると、「なぜそう行動したのか」も理解しやすくなります。
目線合わせとは「当たり前」を共有すること
仕事では「目線合わせ」という言葉をよく使います。
以前の私は、目線合わせとは同じ方向を見ることだと思っていました。
でも今は少し考え方が変わりました。
目線合わせとは、同じ結論を持つことではありません。
まずは、お互いの「当たり前」を知ることではないかと思っています。
自分にとって当たり前のことでも、相手にはそうではないかもしれません。
その違いを理解することから、本当の対話が始まるのではないでしょうか。
もし部下や同僚との間で、「どうして分かってくれないのだろう」と感じることがあったら、一度立ち止まって考えてみてください。
「私の当たり前は、相手にとっても当たり前だろうか。」
その問いを持つだけで、相手との関わり方が少し変わるかもしれません。
まとめ
私たちは、自分が育ってきた環境の中で「当たり前」を身につけています。
だから、自分の考えが自然で正しいと感じるのは、ごく普通のことです。
しかし、相手も違う環境で育ち、違う経験を積んできています。
だから、同じ言葉を使っていても、同じ意味とは限りません。
部下育成でも、マネジメントでも、キャリアでも、まず大切なのは「相手を変えること」ではなく、「相手の当たり前を知ろうとすること」です。
ぜひ今日から、身近な人との会話の中で、
「この人にとっての当たり前は何だろう。」
そんな視点を持ってみてください。
新しい気づきが生まれるかもしれません。
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