ブログ記事のポイント
・高い視点は最初から持てるものではない
・目の前の仕事に向き合う経験が、少しずつ視点を育てていく
・今できることに集中する時間にも、大きな意味がある
・うまくいかなかった経験も、後から大切な学びになる
・日常業務の積み重ねが、次の役割につながっていく
高い視点を持つことは大切。でも最初からは難しい
みなさんこんにちは。
キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、
「視点は目の前の経験の中で育つ」
というテーマでお話しします。
仕事をしていると、
「もっと広い視点で考えよう」
「もっと先を見て動こう」
そんな言葉を聞くことがありますよね。
私もこれまで何度も聞いてきましたし、
実際にとても大切なことだと思っています。
でも一方で、自分の経験を振り返ると、
視点というのは最初から高く持てるものではない。
そんなふうにも感じています。
言われてすぐできるものではない。
やってみて、悩んで、考えて、
少しずつ育っていくもの。
今日はそんなことをお話ししたいと思います。
手を挙げられなかったあの日のこと
私がマネージャーになって
2〜3年目くらいの頃のことです。
半年に1回、
全国のマネージャーが集まる会議がありました。
その場で社長が会社の今後の方針を話したあと、
こんな問いかけがありました。
「この方針を、自分が中心になって進めていく。
そういう気持ちがある人はいますか?
手を挙げてください。」
その時、私は手を挙げられませんでした。
なぜか。
正直に言うと、
自分にそこまでの力があると思えなかったからです。
その頃の私は、
部下育成をする
成果を出す
数字を作る
チームをまとめる
一人ひとりを見る
そんな日々に全力でした。
毎日が必死でした。
だから、もっと大きな組織を見る。
もっと先を考える。
そこまで意識が向いていなかったのが本音です。
「まだ自分には早い」と感じていた
さらに心のどこかで、
こんな気持ちもありました。
「自分のチームさえ、まだ安定して動かせていない」
「そんな自分が大きな組織のことを語れるのだろうか」
「手を挙げても、本当に相手にされるのだろうか」
そんな不安です。
今ならわかります。
あの時の私は、
逃げていたわけではありません。
ただ、
その時の自分なりに精いっぱいだった。
そこに一生懸命向き合っていた。
だからこそ、
目の前のことでいっぱいだったんですよね。
キャリアの中では、
こういう時期があります。
次のステージを見たい気持ちはある。
でも今の役割で手いっぱい。
そんな時に、
「もっと広く見ないと」と焦ってしまうこともあります。
でも私は、
その時間にも意味があると思っています。
目の前で悩んだ経験が視点を育てていた
今振り返ると、
あの時の経験は無駄ではありませんでした。
目の前で悩んだこと。
うまくいかなかったこと。
部下と向き合ったこと。
数字に向き合ったこと。
チームがまとまらず悩んだこと。
一つひとつは小さく見えても、
その全部が少しずつ自分の視点を育ててくれていました。
最初から高い場所に立って
全部見える人ばかりではありません。
むしろ、
今の役割をやってみる
悩む
工夫する
失敗する
もう一度向き合う
その積み重ねの中で、
見える景色が少しずつ変わっていく。
そんなことの方が多いと思います。
あの時は見えなかったことが、
あとになって見える。
これって、仕事でもキャリアでも
本当に多いんですよね。
日常業務の中に成長のヒントがある
私は普段、
「日常業務で成長する」
という話をしています。
今日のテーマも、
まさにそこにつながっています。
視点を高くしたい。
もっと先を見られるようになりたい。
そう思う時に、
特別なことが必要なのではないと思っています。
もちろん学ぶことは大切です。
本を読む。
話を聞く。
外から刺激を受ける。
それも大事です。
でも、それと同じくらい大事なのが、
今日の仕事に向き合うこと
今の役割に向き合うこと
目の前の相手と丁寧に関わること
ここなんですよね。
その経験が積み重なると、
少し前まで見えなかったことが見えてきます。
「そういうことだったのか」
「この意味だったのか」
そんな気づきが増えてきます。
日常業務の中には、
次の視点につながるヒントがたくさんあります。
今、目の前のことで精いっぱいでも大丈夫
もし今、
仕事で手いっぱい
考える余裕がない
目の前をこなすだけで精いっぱい
そんな状態だったとしても、
その時間にはちゃんと意味があります。
そこで向き合っていること。
悩んでいること。
考えていること。
全部があとでつながってきます。
キャリアコンサルタントとしても、
多くの方と話していて感じます。
悩みながら頑張った経験は、
あとから大きな力になります。
その時は分からなくても、
後になって
「あの経験があったから今がある」
そう思えることがあります。
だから焦らなくて大丈夫です。
今の自分にできることを、
今日ひとつ丁寧にやってみる。
それで十分です。
その一歩が、
次の景色につながっていきます。
まとめ
高い視点は、
最初から持てるものではないのかもしれません。
目の前の仕事に向き合う。
悩む。
工夫する。
失敗する。
また向き合う。
その繰り返しの中で、
少しずつ視点は育っていきます。
もし今、目の前のことで精いっぱいでも、
その時間は決して無駄ではありません。
今日の経験が、
これからの自分を育ててくれます。
まずは今日の仕事をひとつ丁寧に向き合ってみる。
そこから、
次の視点がきっと育っていくと思います。
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