🌱 ブログ記事のポイント
キャリアの方向に迷ったとき、大切なのは「何をすべきか」ではなく、「いま自分にできること」から始めることです。
今回のブログでは、わたし自身が営業職だったときの経験をもとに、小さな成功体験を重ねていった過程をお話ししています。
特別なことではなく、日常の中でできるちょっとした工夫や振り返りが、成長につながるヒントになると思います。
セルフ・キャリアドックを意識して動き始めたい方へ、少しでも参考になればうれしいです。

🗣 わたしの実体験からお話しますね
こんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は「セルフ・キャリアドック」にまつわる話を、わたし自身の体験からお伝えします。
セルフ・キャリアドックって難しそうに聞こえるかもしれませんが、流れとしてはとてもシンプルです。
「自分をよく知ること」から始まって、「今の立ち位置」を確認して、「こうなりたい」という姿を描く。
そして、その理想と今の自分との差を見ながら、「じゃあ、何をやれば近づけるかな?」と考えて行動する。
でもこの「何をやればいいか」で、つまずいてしまう人が多いんじゃないかなと思います。
わたしも、昔は「何をしたらいいんだろう?」と手が止まっていた時期がありました。
✨ まずは“できること”から始める
そのときに思い出してほしいのが、「できることから始める」という視点です。
わたしの営業時代の話を少しさせてください。
当時は、先生(お医者さん)に薬の情報をお伝えして、よりよい医療につなげる仕事をしていました。
たとえば、「この薬にはこんなデータがありますよ」と、会議で共有された資料をもとに説明するのが仕事のひとつでした。
もちろん、資料をそのまま持っていくだけでは不十分なので、「どうしたら先生に伝わるかな?」という工夫をしていました。
その工夫のひとつが、“会う前のイメージトレーニング”です。
🧠 頭の中でシミュレーションしていました
先生のもとに向かう電車の中や車の移動中、わたしはよく会話の流れを頭の中で想像していました。
「このデータをこう説明しようかな。そしたら先生からはこう返ってくるかも」
「そのときは、あの資料を使って補足しよう」といった具合に、仮想のやりとりを頭の中でリハーサルしていたんです。
もちろん、現実の面談はその通りにはいきません。先生によって反応は違いますし、会話の流れも変わります。
でも、あらかじめイメージしていたことがあったおかげで、話の軸がぶれずに済んだんです。
🔄 振り返りが次のステップになる
面談が終わったあとは、次の先生のところへ向かう間に「さっきの説明、どうだったかな?」と振り返っていました。
「この説明は分かりやすく伝わった」
「ここはちょっと言い方を変えた方がよかったかも」
そんな風に頭の中で反省会をしていたんですね。
この振り返りが、次の面談に活きるんです。
「よし、次はこの順番で話してみよう」「例え話を入れてみよう」と、改善のアイデアが浮かんでくる。
毎回少しずつバージョンアップしている感覚がありました。

📘 本を読んで補強する
さらに、うまくいかなかった場面では、本を読んで学ぶこともしていました。
論理的な話し方や伝え方についての本を読むと、普段の営業トークに活かせるヒントがたくさんあるんです。
現場での試行錯誤にプラスして、本で学んだ知識を使ってみる。
そうすることで、頭と心がどんどん鍛えられていった気がします。
🧭 小さな経験の積み重ねが道になる
振り返って思うのは、「できること」を積み重ねていくことで、自然と次のステージが見えてきた、ということです。
「もっと売り上げを伸ばすにはどうしたら?」
「マネージャーになるためには何が必要?」
そんな風に、自分のキャリアの次のステップを、自然に考えられるようになったんです。
これはまさに、セルフ・キャリアドックの流れそのものだなと思います。
いきなり大きな目標に向かわなくても、今ある自分の中からスタートする。
小さな成功体験を積み重ねていけば、ちゃんとキャリアは育っていきます。

💬 まとめ
今回は、わたしの営業時代の体験をもとに、セルフ・キャリアドックを実践する上での「始めの一歩」についてお話しました。
キャリアを考えるとき、いきなり遠い未来を見るのではなく、
「いまの自分に何ができるか?」に目を向けること。
その積み重ねが、自分らしいキャリアの道をつくってくれます。
ぜひ、明日からの仕事で「できることから始めてみる」。
その一歩を、今日のブログが後押しできたなら、とても嬉しいです。
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