ブログ記事のポイント
部下育成や後輩指導について考えるとき、
私たちは「どう教えるか」「どう関わるか」に目が向きがちです。
でも実は、人は教えられた通りに育つのではなく、
日々吸っている“空気”の通りに育っていくのかもしれません。
- 日常で交わされる言葉
- 当たり前になっている会話のレベル
- みんなが無意識に持っている判断基準
- 職場に流れている雰囲気
これらが、静かに人の思考と行動を形づくっていきます。
育成は「教え方」だけでなく、
どんな空気の中で仕事をしているかという視点も、とても大切です。
今日は「同じ空気を吸うこと」というテーマで、
少し視点を変えて育成について考えてみたいと思います。
人は教えられた通りではなく「同じ空気」の通りに育つ
みなさんこんにちは。
キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、少し視点を変えたお話をしたいと思います。
テーマは、同じ空気を吸うということです。
ここ数日、人を育てること、部下を指導すること、関わり方の工夫についてお話ししてきました。
でも、ふと気づいたことがあります。
人は、教えられた通りに育つのではなく、
日々吸っている空気の通りに育つのではないかということです。
日頃どんな言葉をかけられているか。
どんな会話が当たり前に交わされているか。
どんな判断基準が職場の中で普通になっているか。
こうしたことが、知らないうちにその人の思考や行動を、静かに形づくっていきます。
以前、私は業界トップレベルの営業マンが集まる環境に身を置いたことがありました。
そこでは、特別な研修をしているわけでもありません。
でも、不思議なことに、自然と自分の考え方や行動のレベルが引き上げられていきました。
なぜか。
みんなが同じ基準で物事を考え、
同じレベルの会話をし、
同じ空気を吸っていたからだと思います。
逆に、業界平均の集団や、少し元気のない集団にいると、
気づかないうちに、思考の基準も行動の基準も、そこに揃っていきます。
これは、能力の問題ではありません。
環境の問題です。
だからこそ、人材育成というのは、
考え方や教え方だけの問題ではないと思っています。
どんな空気の中で仕事をしているか。
どんな雰囲気が当たり前になっているか。
言葉で教えること以上に、
空気や雰囲気が、人を育てていくのだと思います。
これは、すぐに結果が出る話ではありません。
5年、10年と積み重なって、その会社の「当たり前」になっていくものです。
そして、その当たり前の基準が高ければ高いほど、
人は自然と育っていきます。
私は部下を持ったとき、
優秀な担当者の後に、育てたい人をあえて配置することをしていました。
「この基準で仕事をするんだ」
「このレベルの会話が当たり前なんだ」
それを肌で感じてもらうためです。
教えるよりも、感じてもらう。
そのほうが、はるかに早く伝わることがあるからです。
もし今、
「部下がなかなか育たない」
「何度言っても伝わらない」
そう感じているとしたら、
教え方だけでなく、
どんな空気を育てているかを考えてみるのも一つの方法かもしれません。
そしてこれは、部下だけの話ではありません。
私たち自身にも言えることです。
自分はどんな人たちと仕事をしているか。
どんな会話をしているか。
どんな基準の中で働いているか。
それが、少しずつ自分の思考や行動を形づくっています。
人は、環境によって変わる可能性があります。
だからこそ、人への投資とは、
研修を用意することだけではなく、
環境を整えることも含まれるのだと思います。
これは、キャリアコンサルタントとして多くの方の話を聞いてきた中で、強く感じていることでもあります。
伸びる人には、必ずと言っていいほど、
良い空気の中で働いていた経験があります。
最後にブログとしてのまとめ
人は、教えられた通りに育つのではなく、
同じ空気の通りに育っていきます。
どんな言葉が交わされ、
どんな基準が当たり前になり、
どんな雰囲気の中で仕事をしているか。
それが、静かに人を育てていきます。
部下が育たないと感じたとき、
教え方を変える前に、空気を見直してみる。
そして、自分自身がどんな空気の中に身を置いているかも見つめてみる。
それが、育成の大切な視点の一つかもしれません。
この話が、今の職場や自分の環境を、
少し見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。
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