ブログ記事のポイント
・40代、50代になると「言わない」「我慢する」場面が自然と増えていきます
・飲み込むこと自体は悪いことではありません
・ただ、長く続くと「感じない」「考えない」状態になってしまうことがあります
・それが、やる気の低下や満たされなさにつながることもあります
・大きく人生を変えなくても、「自分はどう思っていたのか」と聞いてあげるだけで十分です
・それが、止まっていたキャリアを少しずつ動かすきっかけになります
今日はそんなお話を、キャリアコンサルタントの視点も交えながら、やさしくお伝えします。
飲み込むことに慣れたとき、人は何を失っていくのか
みなさん、こんにちは。
キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、昨日の音声配信の続きのような形で、少しだけ深いテーマについてお話ししたいと思います。
テーマは、
「飲み込むことに慣れたとき、人は何を失うのか」です。
40代、50代になると、若いころに比べて、言いたいことをそのまま口にする場面が減ってきますよね。
会議のとき。
職場でのちょっとしたやりとり。
家庭の中での出来事。
「まあ、いいか」
「ここは黙っておこう」
「波風は立てない方がいいよな」
そんなふうに思って、言葉を飲み込むことが増えていきます。
これは、とても自然なことだと思います。
立場もありますし、責任もあります。
家族のことや生活のことも考えなければなりません。
毎回正直にぶつかっていたら、心も体も持ちません。
だから飲み込む。
それは弱さでもありませんし、逃げでもありません。
むしろ、大人として身につけた大切な力でもあります。
ただ今日は、その「飲み込む」という選択の、もう一つの側面について、少しだけ一緒に考えてみたいのです。
「言わない」から「感じない」へ、少しずつ変わっていく
飲み込むことに慣れてくると、最初は「言わない」だけだったはずなのに、だんだん変化が起きてきます。
それが、
・考えない
・感じない
という状態です。
違和感を覚えても、
「気のせいだろう」
「自分が我慢すればいい」
「こんなことで悩むのは大げさかな」
そんなふうに、心の中で片づけていきます。
それを何度も繰り返していると、ある日ふと、こんなことを思う瞬間が出てきます。
「自分は、何が嫌だったんだっけ?」
「本当は、何を大事にしたかったんだっけ?」
うまく言葉にできないけれど、何かが分からなくなっている感覚です。
問題はない。でも、なぜか疲れている
仕事は回っています。
大きな不満もありません。
生活も、それなりに安定しています。
でも、
・なんとなく疲れている
・気力が出ない
・やる気が湧かない
・心が動かない
そんな状態になっていることはありませんか?
それは、能力が落ちたからでも、年を取ったからでもないかもしれません。
キャリアコンサルタントとして多くの方と話してきましたが、こうした状態の背景には、
「自分の気持ちを後回しにする習慣」
が長く続いているケースがとても多いです。
飲み込むことに慣れると、少しずつ失っていくもの
飲み込むことに慣れてくると、人はこんな順番で変わっていくことがあります。
まず、怒らなくなります。
次に、期待しなくなります。
そして最後に、
「自分は何を望んでいたのか」
「何に期待していたのか」
それすら分からなくなってきます。
この変化はとても静かで、ゆっくり進みます。
だから、ほとんどの人は途中で気づきません。
気づいたときには、
「このままでいいのかな」
という、はっきりしない不安だけが残っていることが多いのです。
満たされない感じは、怠けではありません
もし今、
・不満はないけれど満たされない
・何がしたいのか分からない
・理由はないけど疲れている
そんな感覚があるとしたら、それは怠けでも甘えでもありません。
むしろ、
長い間、ちゃんと我慢してきた証拠
かもしれません。
自分を守るために飲み込み、周りに気を配り、責任を果たしてきた結果なのだと思います。
キャリアは「大きく変える」ことだけが答えではない
こういう話をすると、
「転職した方がいいのかな」
「会社を辞めるしかないのかな」
と思う方もいます。
でも、必ずしもそうではありません。
キャリアは、いきなり大きく変えなくてもいいのです。
まずは、
「あのとき、本当はどう思っていたんだろう」
「何を飲み込んできたんだろう」
そうやって、自分にそっと聞いてあげること。
キャリアコンサルタントとして思うのは、
この小さな問いかけだけでも、人のキャリアは少しずつ動き始めるということです。
飲み込むことが悪いわけではありません
飲み込むこと自体は、悪いことではありません。
大人として生きていく上で、必要な力です。
ただ、
飲み込み続けている自分を、ずっと放ったらかしにしないこと
それが、40代、50代のキャリアでは、とても大切だと思っています。
ブログとしてのまとめ
私たちは、年齢を重ねるほど上手に「飲み込める」ようになります。
それは強さでもあり、優しさでもあります。
でも同時に、自分の気持ちや本音が、少しずつ見えなくなってしまうこともあります。
もし今、理由はないけれど満たされない感じがあるなら、
無理に答えを出さなくても大丈夫です。
まずは、
「自分は何を飲み込んできたんだろう?」
そう問いかけるところからで十分です。
キャリアは、静かに、ゆっくりでも、また動き出します。
そんなきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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