ブログ記事のポイント
・仕事を辞めた理由は「給料」や「待遇」ではなく、「自分に嘘をつくのがつらくなった」から
・マネージャーとして会社の方針を伝える中で、違和感を飲み込む場面が増えていった
・言いたいことを言えない働き方は、少しずつ自分をすり減らしていく
・40代、50代は立場があるからこそ本音を隠す機会が増える
・違和感は「人生を見直すサイン」かもしれない
・我慢するのも、動くのも、どちらも間違いではない
今日は、そんなお話です。
自分に嘘をつき続ける働き方をやめた理由
こんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、少しだけ私自身の話をさせてください。
テーマは、
**「自分に嘘をつく働き方をやめた話」**です。
少し格好つけた言い方に聞こえるかもしれませんが、
私が会社を辞めようと考えた一番の理由は、
給料でもなく、
待遇でもなく、
仕事内容でもありませんでした。
一番大きかったのは、
「自分に嘘をつき続けるのが、もう嫌になった」
それだけだったんです。
納得しながら働いていた頃の自分
私は以前、薬品部門や食品部門で新規事業に関わりながら、マネージャーとして働いていました。
会社の方針や考え方を理解して、それを部下に伝える。
それが自分の役割でした。
その頃は、あまり違和感もありませんでした。
「組織の一員として、決まったことを正確に伝える」
「自分なりに理解して、自分の言葉で部下に伝える」
それが誠実な仕事の仕方だと、本気で思っていましたし、実際に納得もしていました。
薬品部門では利益も安定して出ていましたし、会社の理念や方針を大切にしながら、きちんと成果も出ていました。
たとえば、
・どの施設を対象にするか
・市場の大きさはどうか
・影響力はあるか
・どんな価値を届けるか
そんなことをチームで真剣に考えながら、同じ方向を向いて動いていました。
「この方向に進もう」
そう伝えて、部下も納得して、一緒に行動できていたと思います。
今振り返っても、あの頃の働き方は嫌いではありません。
少しずつ感じ始めた違和感
でも、その感覚が変わった時期がありました。
部署が変わり、医療機器部門に移った頃です。
マネージャーとして会社の方針を聞き、それを部下に伝える立場は同じでした。
けれど、半年ほど経った頃でしょうか。
上司が伝えてくる内容に、どうしても強い違和感を覚えるようになりました。
考え方そのものが、今までとかなり違っていたんです。
たとえば、
「どの施設をターゲットにするか」
という話でも、
これまでは
市場の大きさ
影響力
将来性
戦略性
そういった点を重視していました。
ところが医療機器部門では、
・難しすぎるのではないか
・失敗したときのリスクがある
・責任を取りたくない
そんな理由で、可能性のある施設を最初から外してしまうこともありました。
小さなことかもしれません。
でも、その一つひとつが、私には少しずつ「ズレ」として積み重なっていきました。
オブラートに包まれた言葉への違和感
さらに気になったのは、会社の方針の伝え方でした。
部下を守るためなのか、組織を守るためなのか。
本来の方針を、そのまま伝えずに、
言い回しを変え、
やわらかく包んで伝えている。
そんな印象を持つようになりました。
もちろん、
どれだけ正直に伝えても、相手にそのまま伝わらないことはあります。
それは、私もよく分かっています。
でも、
最初から本音を隠して、
角が立たないように、
責任が見えないように話すこと。
それは本当に、部下のためなんだろうか?
そう思うようになりました。
むしろ、
「部下にきちんと現実を伝えないことの方が、無責任なんじゃないか」
そんな気さえしてきました。
言いたいことを飲み込む自分が嫌になった
私は何度か、
「少しニュアンスが違う気がします」
「方針とズレていませんか?」
そう上司に伝えたことがあります。
正直、ぶつかることもありました。
会議の場で頻繁に言えば、空気も悪くなります。
上司のメンツもあります。
組織の雰囲気もあります。
だから、言わない選択をすることも増えていきました。
でも、その「言わない」という選択は、
「自分が正しいと思っていることを曲げる」
「本音を押し殺す」
そんな行為でもありました。
それを何度も繰り返すうちに、
だんだん、自分自身が嫌になっていったんです。
「自分は、こんな人間だっただろうか」
そんなふうに思うことも増えました。
さらに、部下たちが会社の方針を誤って理解したまま働いている姿を見るのも、つらかった。
「それは違う」と思っても、言えない。
その状況が、どうしても苦しかった。
このままだと嫌な大人になる気がした
あるとき、ふと思いました。
「このままいくと、自分は嫌な人間になるな」
仕事はできる。
立場もある。
給料も安定している。
でも、
本音を隠して、
空気を読んで、
自分をごまかしながら働く。
そんな大人にはなりたくない。
そう強く思うようになりました。
そして、
新しい選択肢を考え始めました。
結果として、私は会社を辞める決断をしました。
簡単な決断ではありませんでした。
不安もありましたし、怖さもありました。
でも、
「自分に嘘をつき続ける人生」よりは、
「不安でも、自分の気持ちに正直な人生」を選びたい。
そう思ったんです。
40代・50代は本音を飲み込む機会が増える
40代、50代になると、
仕事にも慣れ、
立場もでき、
生活も安定してきます。
その一方で、
言いたいことを飲み込む場面、
本音をしまい込む場面は、確実に増えていきます。
「それが大人だ」
「それが仕事だ」
そう言われれば、確かにその通りです。
私も否定はしません。
我慢して働くことも、一つの立派な選択です。
違和感は「人生を考え始めたサイン」かもしれない
ただ、もしあなたが、
・この働き方は本当に自分らしいのかな
・自分に嘘をついていないかな
そんな違和感を感じているなら。
それは、
「あなた自身が、自分の人生をちゃんと考え始めたサイン」
かもしれません。
キャリアコンサルタントとして、たくさんの相談を受けてきましたが、
大きく人生が動く前には、
ほとんどの人が、こうした小さな違和感を感じています。
すぐに行動しなくてもいいんです。
無理に転職しなくてもいい。
でも、
その気持ちを「なかったこと」にしないでほしい。
それだけは、強く思います。
ブログとしてのまとめ
自分に嘘をつきながら働くことも、ひとつの選択です。
家族を守るため。
生活を守るため。
立場を守るため。
それも、立派な判断です。
でも、
「自分に嘘をつきたくない」
そう思って動くことも、同じように大切な選択です。
どちらが正解という話ではありません。
あなたがどう生きたいか。
それだけです。
今日のこの話が、あなたが自分の働き方や人生を少しだけ考えるきっかけになれば、とても嬉しいです。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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