ブログのポイント
今日の記事では、私が前職で経験した「医薬品部門」「医療機器部門」それぞれの組織文化の違いから、
経験の扱い方ひとつで行動の質も未来の成果も変わる
という話をお伝えします。
特に、
- 「過去を限界にするチーム」と
- 「過去を材料にするチーム」
この2つの違いは大きく、
明日からの一週間にもそのまま使える気づきになると思います。
難しい話ではなく、明日からの行動を軽くする“ちょっとしたヒント”として受け取っていただければ嬉しいです。
2つの部門で全く違った反応を見てきた
みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は日曜日ということで、少しゆったりした気持ちで、過去の経験を振り返りながら明日からのスタートに役立つ話をしたいと思います。
私は前職で、医薬品部門と医療機器部門という、文化の違う2つの部署で働いた経験があります。
どちらも同じ会社なのに、驚くほど反応が違いました。
同じような施策や「こう動きましょう」といった実行策が降りてきたとき、
医薬品部門のメンバーからよく出ていたのはこんな声でした。
- 「前とは違う結果になるかもしれない」
- 「前はやり切ったつもりだったけど、今回のやり方ならもっと良くなるかも」
シンプルに言うと、
“過去の経験を限界だと思わず、未来を良くする材料として扱う文化”
がありました。
「どうすればもっと良くなるか?」
「前より成果を出せるか?」
そんな前向きな会話が自然と起きている職場でした。
その空気の中にいると、行動も自然と前に進むし、結果にもつながりやすいと感じていました。
一方で…医療機器部門の反応はまったく違った
ところが医療機器の部門では、同じような施策が来ても反応はまったく違っていました。
返ってくる言葉は、
- 「前にやりました」
- 「それ知っています」
そして、「じゃあその時どうだったの?」と聞くと、
なぜか明確な答えが返ってこないことが多い。
動き方も、
- 「とりあえず数件やってみます」
- 「やったら報告します」
という、動いているようで実は成果につながりにくい流れが中心になっていました。
ここで私が強く感じたのは、
「過去を限界にしてしまうと、今の行動も未来の成果も止まってしまう」
ということです。
キャリア支援や組織づくりの現場に長くいると、
この「経験の扱い方」は本当に大事だと感じます。
同じ“経験”でも、
- 限界にしてしまうのか
- 材料にするのか
この違いだけで、行動の質も、提案の量も、成長のスピードも大きく変わります。
“経験への向き合い方”が文化をつくり、成果を変える
2つの部署を経験して強く思ったのは、「文化は考え方の積み重ね」だということです。
前向きに経験を扱うチームは、
次のアイディアや改善策が自然と出てきます。
逆に「やったことがある」「知っている」で止まってしまうチームは、
行動が点になり、改善も学びも進まないまま終わってしまう。
キャリアコンサルタントとして見ても、
この差は“学習する組織”と“停滞する組織”の違い”によく似ています。
組織も、個人も、
前に進むか止まるかは“経験の扱い方ひとつ”で決まってしまうことが多いのです。
日曜日の今日、みなさんに伝えたいこと
今日は日曜日です。
この話をしたのは、明日からの一週間をどうスタートするかに関係があると思ったからです。
- 「前にやったことだから」
- 「前に失敗したから」
もしこの考えが強く残っていると、
医薬品部門のように「今回のやり方なら変わるかもしれない」と、前向きにとらえることができません。
そうなると、行動の質も変わらないまま一週間が過ぎてしまいます。
明日からの一週間で大切なのは、
完璧な計画を立てることではありません。
それよりも、
“自分の経験をどう扱うか”を少し意識してみること。
「前回とは違うやり方でやってみよう」
「ひとつだけ改善してみよう」
そんな小さな考え方の変化が、
結果に大きな違いを生みます。
まとめ
過去の経験をどう扱うかで、行動の質も、結果も変わります。
前向きに扱えば、経験は必ず未来の材料になります。
明日からの一週間、
ぜひ「今回はきっと変わるかもしれない」という気持ちを少しだけ持ってみてください。
その一歩が、未来を動かすきっかけになります。
今日の記事が、あなたの明日のスタートをほんの少し軽くできていれば嬉しいです。
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