💡ブログ記事のポイント
「もっと準備してから…」と思って動けなくなっていませんか?
完璧を目指して行動できないくらいなら、60%でもまず動いてみる。
日常の仕事や成長の中で、そんな考え方もアリなのでは?というテーマを、実体験を交えてお届けします。

完璧じゃなくても、まず動いてみることが大事
こんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は「日常成長モデル(GDW)」にも関わるお話として、「60%の出来でも成果が出るならOK」というテーマについてお話します。
これは以前、自分の発信の中でも話したことがありますが、私は「完璧を目指しすぎない」ということを大事にしています。もちろん、雑にしていいという意味ではありません。でも、「きっちり100%に仕上げてからじゃないと動けない」という気持ちが強すぎると、かえってチャンスを逃してしまうことがあると感じているんです。
私自身の体験を一つお話ししますね。
昔、営業の仕事をしていたときのことです。ある後輩に「この文献を○○先生に持って行ってみたら?この薬を処方してもらえるかもしれないよ」とアドバイスをしました。その後輩は「分かりました、持って行ってみます」と返事をしてくれました。
でも、1週間後にどうだったかを聞いてみたら、「まだ持って行けてません」という答えでした。
理由を聞いてみると、「しっかり読み込んで、説明できるようになってからにしようと思って…」とのこと。
真面目な後輩だったので、その気持ちはとてもよく分かりました。自分でもちゃんと理解してからお渡ししたい、その思いはすごく大切です。でも、実際のところ、お医者さんにとっては「読めば分かる」文献だったんですね。だから、ざっくりとしたポイントを伝えて、文献を渡せば、あとは先生自身で判断してくださるはずなんです。
結果として、その1週間、アクションが遅れたことで、売上のチャンスを逃してしまいました。
このことから私は、「完璧じゃないと動けない」っていう思考は、時にブレーキになってしまうと感じるようになりました。
1日のエネルギー配分、考えたことありますか?
ここでもう一つ大事な視点があります。
人が1日に使える力、つまりエネルギーや集中力って、実は限られていますよね。
仕事に100%の力を使えたら理想的かもしれませんが、現実には、会議もあれば、資料作りもある、人と話すこともある…全部に全力投球は難しい。
だからこそ、「力の配分」を考えることが必要なんです。
たとえば、ある仕事に60%の力で挑んで、ある程度の成果が出ると分かっていれば、それでまず動いてみる。残りの40%は、他の重要な仕事や準備に使う。そうやって、自分の1日のリソースをうまく分けていくことも、立派な仕事術だと思うんです。
行動を起こすことで得られる気づきもありますし、実際にやってみることで見えてくる課題もある。最初の一歩が「完璧じゃないから」といって踏み出せないままだと、せっかくの成長の機会を失ってしまうかもしれません。

準備と行動、あなたはどうバランスを取っていますか?
「しっかり準備してから動く」という姿勢は、本当に大事なことです。
私自身も、資料を作るときや講座を組み立てるときは、できるだけ丁寧に準備をします。でも、それが「準備に時間をかけすぎて、行動が遅れてしまう」ようになってしまっては、もったいないですよね。
とくに仕事の現場では、スピード感も大切。タイミングを逃すと、せっかく準備したものも活かせなくなることがあります。
だから私は、「60%でもまずやってみる」「必要なら後で修正すればいい」と考えるようになりました。
これは、自分自身が何かに取り組むときだけでなく、部下や後輩の育成でも意識しています。「100点を目指すのもいいけれど、60点でもまず動こう。その経験が、次のステップにきっとつながるよ」と伝えています。

今日の話を、あなた自身の「今」にどう活かしますか?
日常成長モデル(GDW)でも、「完璧な準備よりも、日々の行動を積み重ねること」が大切な考え方のひとつです。
どんなに小さな一歩でも、それが前に進む行動なら、立派な成長の種になります。
あなたは今、動けていないこと、先延ばしにしていること、ありませんか?
「60%でも動いてみよう」っていう視点を持つことで、スムーズに前に進めるかもしれません。
今日の話が、少しでもあなたの日常や仕事の中で、役立つヒントになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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