職業病に気づくことが自信ある話し方と成長の第一歩になる

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ブログのポイント

  • 職業病とは、長年の経験から知らず知らずのうちに身につけた「癖」
  • 製薬業界で学んだ「N=1は信頼性が低い」という視点と、マネージャー経験から身についた「断定を避ける」姿勢が、自信なさそうな話し方につながっていた
  • 解決策は「断定 → 根拠 → 選択肢」の3ステップで伝えること
  • 癖は強みにも弱みにもなる。気づき、修正することが成長の大きな一歩

職業病に気付き 知っているのにできていなかったこと

みなさん、こんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は「職業病」というテーマでお話をします。

私は最近、自分自身の発信を振り返る中で、「自信がなさそうに聞こえてしまう」という気づきを得ました。内容に自信がないわけではありません。むしろ、経験をもとに自信を持って話しているはずなのに、聞き手にはそう伝わっていなかったのです。

この気づきの裏側には、私が長年のキャリアで身につけてしまった「職業病」が隠れていました。


製薬業界でのn=1の考え方

私は製薬業界で長く働いてきました。臨床データの世界では「症例数」が信頼性を決めます。

  • 症例が1例だけ(n=1)の場合、そのデータは参考程度。
  • 症例が30例(n=30)、100例(n=100)と増えて、ようやく信頼できるものとして扱われる。

この価値観が、私の考え方や表現方法に強く影響を与えました。
自分の経験を語るときも、「これは自分だけのN=1の話だからな」と心の中で留めてしまい、どうしても断定を避ける、オブラートに包むような話し方になってしまうのです。


マネージャー経験の影響

さらに、私は14年以上マネージャーとして部下と一緒に仕事をしてきました。
上司という立場では断定的に伝える場面が多いのですが、同時にその断定が「部下に圧力をかけすぎてしまう」ことも体験してきました。

強い言い方をした結果、部下が意見を出しにくくなったり、萎縮してしまったりする。そんな状況を避けたいという思いから、次第に断定を和らげる癖が身についていったのです。


2つの癖が生んだ職業病

  • 製薬業界で身につけた「n=1は過小評価する癖」
  • マネージャーとして培った「断定を避ける癖」

この2つが合わさった結果、私の話し方は「自信がなさそうに聞こえる」という職業病になっていました。

先日、Udemyに配信している自分の講座を見直して気づいたのもまさにこの点でした。内容はしっかりしているのに、伝え方で損をしている。これは大きな課題だと感じました。


解決策:「断定 → 根拠 → 選択肢」

では、どうすればよいのか。
私は一つの流れを意識することにしました。

  1. 断定する
     「私はこう考えます」とまず自分の立場を明確にする。
  2. 根拠を示す
     14年以上のマネジメント経験や、製薬業界で学んだn=1とn=30の違いなど、自分の背景を添える。
  3. 選択肢を示す
     「ただし状況によっては別の方法もあります。あなたに合うやり方を選んでください」と柔軟性を残す。

この3ステップを踏むことで、聞き手に安心感を与えつつ、自分の考えも明確に伝えられると考えています。


1週間のテーマとのつながり

今週は「仕事の価値は意識次第で変わる」「日常業務を成長の場にする」「実行力が成果を生む」「大谷翔平選手から学ぶ目的意識」「知っているとできることは違う」といったテーマを話してきました。

そして今日の「職業病」は、まさに“知っているのにできていなかった自分の癖”の話です。
だからこそ、気づけたこと自体が大きな成長の第一歩になると考えています。


あなたへの問いかけ

最後に、読者のみなさんに問いかけです。

あなたの職業病は何ですか?
長く仕事を続けていると、無意識のうちに染みついた習慣や癖があるはずです。
それは時に強みとなり、時に相手に誤解を与える弱みともなります。

その癖に気づき、修正していくこと。
これが成長の大きな一歩になるのではないでしょうか。


まとめ

  • 職業病は経験から無意識に身につけた癖であり、強みにも弱みにもなる
  • 製薬業界での「n=1を過小評価する癖」と、マネージャーとしての「断定を避ける癖」が、自信なさそうに聞こえる原因だった
  • 解決策は「断定 → 根拠 → 選択肢」の流れを意識すること
  • 癖に気づき、修正することが成長の第一歩

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