部下の昇格を支えるということ 〜マネージャーが一緒に育つ時間〜

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55歳の新入社員

〜育てる立場も育てられる〜

🔹この記事のまとめ(ポイント紹介)

  • 昇進試験は「人を評価する場」でありながら「人を育てる機会」でもある
  • 指導する側も一緒に成長できる貴重な時間になる
  • 普段の関わりや仕事への理解が、試験対策にもつながる
  • 部下の努力を支えるマネージャーの姿勢が、チーム力を高める

昔を思い出して話してみたくなった日

みなさんこんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、ちょっと久しぶりに、私が営業マネージャーだった頃の話をしてみたいなと思います。

ちょうど6月ということで、昔のことを思い出していたんです。
会社では、4月から9月までが上期、10月から3月までが下期というふうに区切っていたので、この6月は「ちょうど上期の真ん中」。いわば“折り返し”の時期でした。

売上や数字の進捗など、このタイミングで振り返ることもたくさんあったのですが、それについてはまた別の機会にお話ししますね。

今日はもう一つの6月の出来事、「昇進試験」についてお話ししたいと思います。

昇進試験は評価だけじゃない、「育成のチャンス」

私がいた会社では、毎年6月に昇進試験が行われていました。
たとえば係長から課長になるための試験や、すでに課長だけどここ数年成果が出ていない人が呼ばれて面接を受ける、そんな仕組みもありました。

評価が一定ライン(たとえば過去2年間で評価が下位5%に入るなど)を下回ると、面接を通じて考え方やマネジメント力を見直される場にもなっていました。

私は14年以上マネージャーをしていたこともあり、自分が面接を受ける側にもなりましたし、部下を送り出す立場でもありました。

部下の昇進を本気でサポートするということ

この時期、私はよく部下の昇進試験のサポートをしていました。
正直言うと、6月だけじゃなくて、2ヶ月も3ヶ月も前から準備を始めていました。

「一度落ちたけど、もう一度チャレンジしたい」という部下も多かったので、真剣に向き合っていたんです。

試験の内容は、「小論文」と「プレゼン」。
自分の成果を5分以内で発表するというものでした。

だから私は、

  • 小論文を書いてもらって、それを一緒に見直す
  • 成果をどう伝えるか、プレゼンの内容を一緒に考える

そんなふうに、伴走していたんですね。

部下の仕事を深く知ることの大切さ

昇進試験のサポートをするには、日ごろから部下の仕事ぶりをちゃんと見ていないとできません。
何を考えて、どんな工夫をして、どんな成果を出しているのか――。それが分かっていないと、的確なアドバイスはできないからです。

しかも、それを「会社の面接官にどう伝えるか」まで考える必要があります。
だから私は、自分の役目として「部下の通訳」みたいな感覚も持っていたんです。

本人が頑張ってきたことを、より伝わる形にするお手伝い。
それって、すごくやりがいのある仕事でした。

指導することで自分も育てられる

実はこの昇進試験のサポートを通じて、私自身もたくさんのことを学びました。

プレゼンの準備や、小論文の添削をしていると、
「この人は、こんなふうに考えていたのか」
「この伝え方はもっと良くできるな」
そんな気づきが山のように出てくるんです。

そして、自分の言葉の選び方、説明の仕方、見せ方――
すべてが磨かれていくのを感じていました。

人を育てようとする過程で、自分も育てられる。
それがマネージャーという立場の本当の意味かもしれません。

マネージャーとしての役割をもう一度考える

キャリアコンサルタントの立場から見ても、
昇進試験は「評価」だけではなく、「育成」の機会だと感じています。

受ける側の社員にとっては、自分の働き方や成果を振り返り、言語化する時間。
そして送り出す側のマネージャーにとっては、部下と向き合い、自分の指導力を磨くチャンス。

その両方がそろってこそ、組織は強くなっていくのだと思います。

だから私は、昇進試験をただの“通過点”とせず、
「育てる機会」として真剣に取り組んでいく姿勢を、これからも伝えていきたいなと思っています。

ブログとしてのまとめ

6月の昇進試験の時期になると、当時のことを思い出します。
部下とともに試験に向き合い、成果を言葉にして伝える準備をする。
その過程で私自身も多くのことを学びました。

部下を支えることは、自分を高めることでもあります。
マネージャーという立場は、教えるだけでなく、ともに育つ立場でもあるんですね。

これを読んでくださった方が、部下育成や人材の成長について改めて考えるきっかけになれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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