ブログ記事のポイント
・部下が育たない原因は「能力」や「やる気」ではなく「順番」かもしれません
・人は、仕事の全体像や判断の基準を知らないと考えて動けません
・教える段階の人に「自分で考えて」は、実はとても難しいことです
・必要なのは叱ることではなく、土台を整えることです
・育成に悩むあなたは、冷たいのではなく真剣なだけです
今日は、部下や後輩を育てる立場の方に向けて、そんなお話をします。
部下が育たないと感じたとき、まず立ち止まって考えてみてください
こんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、部下育成や後輩指導に関わっている方に向けて、少しだけ気持ちが楽になるかもしれないお話をしたいと思います。
テーマは、
**「部下が育たないとき、責める前に確認したいこと」**です。
40代、50代になると、自分の仕事だけをしていればよかった頃とは違い、誰かを育てる立場になる方が増えてきますよね。
・何度言っても伝わらない
・どうして同じミスを繰り返すんだろう
・やる気がないのかな
そんなふうに感じたこと、一度や二度ではないと思います。
そして、まじめな人ほど、
「自分の教え方が悪いのかもしれない」
「上司として失格なんじゃないか」
そんなふうに、自分を責めてしまうこともあります。
今日は、そんなときに一度だけ、立ち止まって考えてほしい視点をお伝えします。
「能力」や「やる気」ではなく、「順番」の問題かもしれません
結論から言うと、部下が育たないのは、能力ややる気の問題ではなく、順番の問題かもしれません。
人は、いきなり考えられるようにはなりません。
いきなり正しく判断できるようにもなりません。
まず必要なのは、
・仕事の全体の流れを知ること
・何を大事にしている職場なのかを知ること
・どういう基準で判断しているのかを知ること
こうした「土台」です。
この土台があって、はじめて人は「考えて動く」ことができるようになります。
忙しい現場ほど、順番が飛ばされてしまいます
でも現実の職場はどうでしょうか。
忙しい毎日の中で、
「もう分かるよね」
「自分で考えて動いて」
つい、こう言ってしまうことはありませんか。
悪気はありません。
むしろ期待しているからこそ、そう言うのだと思います。
でも、その言葉を受け取った部下はどうなるでしょう。
・質問しなくなる
・失敗を怖がる
・自信をなくしていく
そして、育てる側は、
「やる気がない」
「成長が遅い」
と感じてしまう。
このズレは、実はとてもよくあることです。
キャリアコンサルタントとして多くの相談を聞いてきましたが、
このすれ違いで苦しんでいる上司の方、本当に多いです。
その人は「考える段階」ですか?それとも「教わる段階」ですか?
ここで、ひとつだけ自分に問いかけてみてください。
「この人は、もう考えられる段階だろうか?」
それとも、
「まだ教えてもらう段階だろうか」
「一緒に考える段階だろうか」
もし、まだ慣れていない段階なら、必要なのは叱ることではありません。
必要なのは、「整えること」です。
整えるだけで、人は驚くほど変わります
たとえば、
・仕事の全体像を伝える
・判断の基準を言葉にする
・失敗しても大丈夫だと伝える
これだけで、人はずいぶん変わります。
「失敗してもいいんだ」
「分からないと言っていいんだ」
そう思えるだけで、安心して質問できるようになります。
安心できると、人は少しずつ前に進めるようになります。
これは、キャリア相談の現場でも同じです。
人は、安心できる場所があって初めて、本音を話し、考え、自分で選べるようになります。
職場の育成も、まったく同じだと感じています。
経験のある人には「任せる」ことも大切です
一方で、もう十分に経験がある人に対しては、
・全部を管理しない
・細かく口を出さない
・任せて見守る
これも大切な育て方です。
いつまでも同じ関わり方ではなく、その人の段階に合わせて関わり方を変えていく。
これも、立派なマネジメントだと思います。
育成がしんどいのは、あなたが真剣だからです
育成は、本当にしんどいです。
・自分の仕事もある
・結果も求められる
・余裕がない日もある
イライラしてしまう日もありますし、強く言ってしまって後で後悔する日もあると思います。
でも、それはあなたが冷たいからではありません。
能力がないからでもありません。
真剣に向き合っている証拠です。
もし今つらいなら、この言葉を思い出してください
もし今、
「部下が育たない」
「自分は向いていないのかもしれない」
そんなふうに感じていたら、今日の話を思い出してください。
責める前に。
能力を疑う前に。
順番が合っているか。
そこだけ、一度確認してみてください。
それだけで、相手の見え方も、自分の気持ちも、少し楽になることがあります。
ブログとしてのまとめ
部下が育たないと感じるとき、私たちはつい「能力」や「やる気」に目を向けてしまいます。
でも、本当は「順番」が合っていないだけかもしれません。
・今は教える段階なのか
・一緒に考える段階なのか
・任せる段階なのか
その違いに気づくだけで、関わり方は変わります。
そして何より、育成に悩むあなた自身を、どうか責めすぎないでください。
真剣に向き合っている人ほど、悩みます。
その姿勢自体が、もう十分に価値のあるものだと、キャリアコンサルタントとしても、一人の働く人間としても、私は思います。
この話が、少しでもあなたの心を軽くするきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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