若手の本音を引き出すメンターの聞き方と関わり方の実践ポイント

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ブログ記事のポイント

今日は「若手の本音を引き出す聞き方」についてお話しします。
ポイントは次の4つです。

  1. 本音はいきなり出てこない
  2. 質問のレベルは相手によって違う
  3. 小さな事実から話してもらう工夫が必要
  4. 安心して話せる“聞く姿勢”が本音への道になる

特に、深い質問をいきなりぶつけるのではなく、
「どこで悩んだの?」「何が一番困った?」というような
シンプルな問いかけから始めることが大切です。

メンターとして「聞く力」を育てることで、
若手の成長スピードが大きく変わります。


若手の本音はどうしたら聞き出せる?そのポイントを優しく解説します

本音は簡単には出てこないもの

皆さんこんにちは、みってるです。
今日はメンター向けの第2章の2回目として、
「若手の本音を聞き出す聞き方」 をテーマにお話しします。

昨日は「話しやすい空気づくり」について触れました。
そして今日は、その続きとして、若手が話し始めてくれたあとに
“どう聞くか” で成長スピードが大きく変わる、そんなお話です。

まず最初に覚えておいてほしいことがあります。

本音は、最初からポンと出てくるものではありません。

若手が本音を話せない理由は「怖い」だけではありません。
むしろ、こんな気持ちの方が強いことが多いんです。

  • 「迷惑かもしれない」
  • 「こんなこと聞いていいのかな?」
  • 「変に思われないかな…?」

こうした“遠慮”が本音の前に立ちはだかっています。

だからこそ、メンターがどれだけ優しくしても、
相手の遠慮が強いと本音を引き出すのは簡単ではありません。

ここに、キャリア支援の視点がひとつ入ります。

“遠慮”はその人の性格だけでなく、これまでの経験や環境によって作られます。
安心して話せる環境が整うまでには、どうしても時間がかかる。

そう理解しておくことが、メンター側の心に余裕を生みます。


私の経験:質問のレベルが合わないと、相手は迷子になる

ここで少し、私自身の経験をお話しします。

当時、私はあるメンバーの面談を任されていました。
その人は経験年数も長く、仕事理解も進んでいるはずでした。

ところが、質問しても答えが噛み合わず、
話を深めれば深めるほど「?」が積み重なっていきました。

「なぜだろう…?」
「どうしてこんなに話がずれるんだろう…?」

そんな状態が何度も続きました。

さらに、そのメンバーには同期で“係長クラス”の人もいて、
その同期との回答の違いが大きく、余計に混乱したことを覚えています。

同じ質問を投げかけても、

  • Aさん:問題点を理解し、すぐに改善ポイントを答えてくれる
  • Bさん:質問の意図が伝わらず、話がかみ合わない

そんな差があったのです。

このとき私は気づきました。

「本音が出てこない人は確かにいる。
そして、それは“質問のレベル”が合っていないから起きることもある。」

面談の最後は結局「指導」の形で終わってしまい、
私自身も「聞き方が悪かったのかな…」と落ち込んだこともあります。

でも、ここから学んだことがあります。


やっと気づいた大事なこと:質問のレベルは人それぞれ違う

人には、話せる深さ・理解できる深さに違いがあります。

思考の整理が苦手な人にいきなり深い質問をすると、
本音にたどり着く前に迷子になってしまいます。

これはキャリアコンサルタントとしてもよく見る現象です。

だからこそ、最初はもっとシンプルでいいんです。

  • 「一番困ったのはどこ?」
  • 「どんな気持ちになった?」
  • 「そのとき、どうしようと思った?」

こうした“入口の質問”を使って、
少しずつ話せる状態をつくることが大切です。

これができるだけで、若手は安心して胸の内を開いていきます。


若手の本音を引き出すための3つのポイント

ここまでの話を整理すると、大事なポイントは3つです。

① 最初は深掘りしない

相手の思考が温まる前に深い質問をすると、
答えられないことが多いです。
まずは軽い質問から。

② 小さな事実から聞き始める

「どこで迷った?」
「何が気になった?」
まず事実レベルから入ると、相手は整理しやすくなります。

③ 感情を受けとめる

「そう感じたんだね」と一言添えるだけで、
相手は安心して一歩踏み出せます。

この3つを意識するだけで、本音の出方は本当に変わります。


まとめ:安心して話せるメンターが、若手の成長を加速させる

今日は「若手の本音を引き出す聞く力」についてお話ししました。

ポイントは次の4つです。

  • 本音は最初から出てこない
  • 質問のレベルを相手に合わせる
  • 小さな事実の積み重ねから本音につなぐ
  • 何より“安心して話せる聞く姿勢”が大切

若手は、話せるようになるまで時間がかかる人もいます。
でも、それは悪いことではありません。
むしろ、丁寧に聞いてもらう経験が若手の成長を大きく後押しします。

メンターである皆さんの「聞く姿勢」は、
若手にとって大きな安心材料になります。

明日は、もう一歩踏み込んで
若手の自主性を引き出す会話 についてお話ししたいと思います。

今日も読んでくださりありがとうございました。


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