研修やセミナーで得られる学びの違いは自分ごとにできるかどうか

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キャリアを伸ばす意識の持ち方

今日のポイント

  • 同じ話を聞いても、人によって学び方や気づきは変わります。
  • 聞く側の「意識」や「課題意識」が大きな差を生みます。
  • セミナーや研修を「自分ごと」にすると、学びが深まり、行動につながります。
  • 当たり前に聞こえる話ほど、自分にどう当てはめるかを意識してみましょう。

製薬企業時代の経験から

私は以前、製薬企業で営業をしていました。仕事の一環として、定期的に医師や調剤薬局の経営者の方々から講演をしていただく機会がありました。だいたい半年に一度くらいのペースで、1時間弱の時間をかけて話を聞く場がありました。

この講演の目的は、最新の医療情報を学ぶこと、そして医療現場の状況や課題を知ることでした。営業として医療現場を理解し、どう関わっていくかを考えるために、とても貴重な時間だったと思います。

ある時、調剤薬局の社長が講演をしてくれました。その方はもともと製薬会社で営業をされていた経験がありました。そのため、薬局経営者の立場と、元営業マンの両方の視点から話をしてくださったのです。内容は主に、薬局の日常業務について、そして営業担当者に対してどんなことを期待しているか、というものでした。


同じ話でも感想はまったく違う

講演後に同僚たちの感想を聞いてみると、とても対照的な意見が出ました。
ある人は、「当たり前の話ばかりで新しい情報はなかった」と言っていました。つまり、その人にとっては特に学びがなかったという感想です。

一方で別の人はこう言いました。「確かに当たり前の話ではあるけれど、自分はそれをちゃんとできているのか?本当にやれていたのか?」と考えさせられた、と。

私自身も同じ講演を聞いていて、「果たして自分は薬局から期待されていることを意識して行動できていたのか?」と振り返るきっかけになりました。

同じ内容を聞いても、人によって感じ方が大きく違う。その差を生むのは「聞く側の意識」や「課題意識」だと強く実感しました。


セミナーや研修をどう受け止めるか

みなさんは、セミナーや研修を受けるときにどんな姿勢で臨んでいるでしょうか?
ただ聞くだけで終わっていませんか?
それとも「自分の仕事にどう結びつけられるか」を意識しながら聞いていますか?

この姿勢の違いは、学びの深さに大きな差を生みます。

私は研修でよく見かけた場面を思い出します。講師が最後に「何か質問はありますか?」と聞いたとき、出てくる質問の内容から、その人がどんな意識で聞いていたかが伝わってくるのです。

例えば、自分の担当している施設の先生を頭に思い浮かべながら研修を聞いていた人は、質問がとても具体的です。「この先生にどう説明すればよいか」という意識で聞いているからです。
逆に、ただ受け身で聞いていた人は、質問も漠然としたものになりがちです。

つまり、聞くときの「目的意識」が学びの量を変えてしまうのです。


当たり前をどう自分に当てはめるか

「当たり前の話だから新しい学びがなかった」と切り捨ててしまうのは簡単です。
でも大切なのは、その当たり前を自分にどう当てはめるかを考えることです。

例えば「顧客の立場に立って考える」という言葉。確かに耳慣れた当たり前の言葉ですが、自分の営業活動に具体的に落とし込めているか?となると、案外できていないこともあります。

キャリアコンサルタントとして面談をしていても同じことを感じます。
相談者の方が「よく聞く言葉だから」と軽く流してしまうのと、「自分の状況に当てはめるとどうなるだろう?」と考えるのでは、その後の行動に大きな違いが出るのです。


まとめ:聞き方次第で学びは深まる

同じ話を聞いても、学びの量や質は人によって違います。違いを生むのは「聞く側の意識」と「課題意識」です。

ぜひみなさんも、最近聞いた「当たり前の話」を一つ思い出してみてください。
そして、それを自分の仕事や行動にどう当てはめられるかを考えてみましょう。

そうやって「当たり前」を自分ごとにすることで、学びは行動につながり、成長へと変わっていきます。
学びの差は、実は聞くときの意識の差から始まっているのです。


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