マネジメントの勉強をした経験があります。その中で、タイプ別の対応方法や経験やスキル別にサポートを変えることなどを実行していました。
いろんな方法にチャレンジして、うまくいったときもあれば、逆にうまくできなかった経験もしてきました。
その中で、性格診断などで、一人の人間が形成されることを考えるとタイプに分けることは無理があるのではないかと考えることもありました。
キャリアコンサルタントの勉強をしている中で、『エニアグラム』を知りました。わたしは、個人でキャリアコンサルタントと面談をして、自分自身の振り返りや今後について考える時間を作りました。
その時にエニアグラムの指導資格取得者でもあり、キャリコンでもある方と面談しました。
「あなたはタイプ6かもしれないですね。」
その言葉が気になり、自分でエニアグラムに関する書籍を数冊読みました。
「6かな?でも、5も8もそこそこチェックがついてるなぁ」と考えていました。
中部地区のキャリアコンサルタントの勉強会のメールで研修会案内が届きました。テーマがエニアグラムだったので、迷うことなく申し込みをしました。
気質エネルギーはタイプ1からタイプ9
気質エネルギーが、本人が持って生まれたエネルギーでタイプ1からタイプ9まであり、これは変えられない。コントロールできない気質とのこと。
気質エネルギーに「3つ子の魂」と「学習」によって、性格が形成されていくとの考え方です。
この考え方が、わたしとしては理解しやすく納得できると感じるものでした。
わたし自身は、母親の考え方などに影響を受けていると感じています。
「3つ子の魂」は育った環境の影響が強く出るのではないかと感じています。
必ず母親というわけではなく、環境や経験からなので、人によっては祖父や祖母という事もあると思います。
わたしの経験からの気づき
ある部下を係長試験にチャレンジさせるかどうかを、上司から質問されたことがありました。
熱意やスキルはあるのですが、素行が良くなく過去に上司だった方の評価が相対的に高くなかった人物でした。
わたしは、本人の希望もあり、チャレンジをサポートすることにしました。上司からは、半年くらいは時間をかけて教育しないと、合格は難しいレベルで試験前に状況確認をすると言われていました。
結果としては、紆余曲折がありましたが、合格できました。
無事に係長になれました。
その後のことです。彼が約9カ月間のわたしとのチャレンジのための準備について、話をしていることが伝わってきました。「二度としたくない。」「きつかった」などと言っていたとのことです。
彼には悪いのですが、わたしが9カ月間かけて、アドバイスやトレーニングしたことで合格できたのは間違いないと思います。途中でわたしの上司も面談をして、経過報告などしていました。
本人の意思も確認して、上司とも情報交換をしてバランスをとって実施するようにしていました。
異動後に、伝え聞こえてきたことと、自分の行動には後悔はありませんでした。
その数年後にエニアグラムを知り、勉強をして気がついたことがありました。
「彼はエニアグラムのタイプ7なのではないか?」「そうであれば、彼の言動が理解できる」と考えるようになりました。
キャリアコンサルタントとして学び続けること
タイプ7は、一緒に仕事をするなかでは頼もしい人が多いようです。
チームの雰囲気を盛り上げてくれます。楽しいことが好きといった人物なので助かる部分もあります。
タイプ7は9カ月続けた勉強会などが苦手なタイプです。「本人に勉強会を実施するか?」「勉強会を継続するか?」を確認しながら進めました。
昇進のために我慢して続けていたことだったのです。
そのため、親しい知人には「もう二度としたくない。」「本当にきつかった。」などと言っていたのだと考えました。
タイプ別に対応をすることは学び、実践を試みたことがありますが、より実践に活かせるのではないかと感じています。指導した彼が、タイプ7であるかの確認はしていませんが、これからキャリアコンサルタントとして多くの方とかかわる可能性があります。
キャリアコンサルタントは、基本的にアドバイスはしませんが、相手によって対応するスキルは必要です。相手のタイプを決め付けて面談をすることはしませんが、タイプが分かることで、選ぶ言葉や言い方が変わる可能性はあります。
キャリアコンサルタント資格継続のための研修
国家資格であるキャリアコンサルタント資格とCDA資格の勉強会が定期的に実施されています。
面接のトレーニングやエニアグラムのような知識習得も含めて計画されています。
5年間で取得する単位が決まっていますので、計画的に受講していこうと思います。
国家資格であるキャリアコンサルタント資格は、受講料がかなりします。
継続するハードルとして、勉強会に参加することと費用も影響すると思います。
資格にチャレンジする人も多いようですが、資格を失効する方もある一定数はいるようです。
研修は下記のとおりです。
● 知識講習:新しい知識や情報を入手して知識の維持が求められています。
● 技能講習:適正な面談ができるように技能の維持が求められています。
学びを続ける事で、クライエントの役に立つことができるように研鑽する必要があります。
タイプ別の対応方法の習得と実践
エニアグラムを学び、クライアントの性格タイプに応じた対応方法を理解し、効果的にサポートするため。
新しい知識や情報の習得
キャリアコンサルタントの知識講習を受けて、新しい知識や情報を入手し、クライアントに最新の情報を提供するため。
面接技能の維持と向上
技能講習を通じて、適正な面談ができるように技能を維持し、クライアントとの面談でより効果的な支援を行うため。
自己の振り返りと成長
エニアグラムやキャリアコンサルタントの面談を通じて、自分自身の振り返りを行い、自己成長を図るため。
クライアントに対するアドバイスの質向上
キャリアコンサルタントとして、クライアントに対して適切なアドバイスを行うために、継続的に学び、スキルを磨くため。