ブログ記事のポイント
今日は、「なぜ同じ会社で働いているのに成果に差が出るのか?」というテーマでお話しします。
・差を生むのは、能力だけではない
・成果を左右するのは「基準」の違い
・何を当たり前とするかが行動を決める
・その基準は、やがて「空気」になる
・人は、自分が吸っている空気に影響される
この視点を持つだけで、仕事の見え方が変わってきます。
そして、自分の成長のヒントも見えてきます。
同じ会社なのに、なぜ差が出るのか?
みなさん、こんにちは。
キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、まずひとつ質問をさせてください。
同じ会社にいて、
同じ商品を扱って、
同じ会議に出て、
同じ資料を使っているのに、
なぜ成果をあげられる人と、
あげられない人がいるのでしょうか。
言い方を変えると、
同じ仕事をしているのに、どんどん伸びる人と、
なかなか伸びない人がいるのはなぜでしょうか。
みなさんはどう思いますか?
能力の差でしょうか。
もちろん、能力の差がゼロとは言いません。
得意・不得意はありますし、経験の差もあります。
でも、私のこれまでの経験から考えると、
それだけでは説明できないことがたくさんありました。
営業の現場で見えてきたこと
私は長く営業の仕事をしていました。
同じ資料を持って、
同じような得意先を訪問して、
同じような商品を提案している。
それでも、成果が出る人と出ない人がいました。
もちろん、まったく同じ得意先を担当するわけではありません。
でも、「同じような環境」の得意先は、誰もが持っていました。
そのとき、私はいつも考えていました。
どうすれば成果が出るのか。
成果が出ないとき、どこにズレがあるのか。
何を直せばいいのか。
資料か。
説明の仕方か。
訪問回数か。
人間関係か。
いろいろ考え、試していく中で、ひとつ気がついたことがありました。
それは――
差を生むのは、能力よりも「基準」ではないか、ということです。
「何が当たり前か」が未来を決める
基準とは何でしょうか。
それは、
「これくらいは普通だよね」と思っているレベルのことです。
例えば、
・この提案で十分だと思う人
・いや、まだ足りないと感じる人
この違いは、能力ではなく「基準」の違いです。
「ここまでやるのが普通」
「ここまで考えるのが当たり前」
そのラインが違うと、行動が変わります。
行動が変わると、結果も変わります。
周りが高い基準で動いている環境にいると、
自然とそれが自分の判断材料になります。
「これではまだ浅い」
「もう一段深く考えよう」
「もう一歩踏み込もう」
そうした思考が当たり前になります。
でも、もし周りの基準が低かったらどうでしょうか。
「まあ、これでいいか」
「そこまでやらなくてもいいだろう」
そういう言葉が増えていきます。
深く考えることが減っていきます。
それが続くと、基準はどんどん下がっていきます。
基準はやがて「空気」になる
基準は、目に見えません。
でも、確実に存在しています。
そして、それが繰り返されると、やがて「雰囲気」になります。
さらに時間が経つと、それは「組織の空気」になります。
この空気は、とても強い力を持っています。
良い空気であれば、
・基準が自然と上がる
・思考が深くなる
・挑戦することが当たり前になる
そうした流れが生まれます。
でも、良くない空気の場合、
・妥協が増える
・言い訳が増える
・深く考えなくなる
そんな状態になっていきます。
同じ会社にいても差が出るのは、
この「吸っている空気」が違うからではないか。
私はそう感じていました。
キャリアコンサルタントとして感じること
キャリア相談の現場でも、同じことを感じます。
「成長できる環境にいる人」と
「なんとなく停滞している人」。
話を聞いていくと、能力の問題ではなく、
その人がいる環境の基準が大きく影響していることが多いのです。
例えば、
・周囲が学び続けている職場
・改善が当たり前のチーム
・振り返りを大切にする文化
こうした環境にいる人は、自然と成長していきます。
一方で、
・前例通りでいい
・波風を立てないほうがいい
・深く考えなくていい
そういう空気の中にいると、本人にやる気があっても、徐々に基準が下がっていきます。
怖いのは、自分では気づきにくいことです。
人は、自分が吸っている空気に慣れてしまうからです。
今日のまとめ
今日の話をまとめると、
人は、自分が吸っている「基準」に影響される。
そして、その基準が積み重なって、やがて「空気」になる。
その空気が、成果や成長を左右していく。
ということです。
もし最近、
・なんとなく伸びていない気がする
・以前より思考が浅くなった気がする
・妥協が増えている気がする
そんな感覚があるなら、自分の能力を疑う前に、
「今、どんな空気を吸っているか」を考えてみてください。
そして、できることなら、
自分の基準を一段だけ上げてみてください。
昨日の自分より、ほんの少しだけ深く考える。
ほんの少しだけ丁寧に取り組む。
それを続けることで、
あなた自身が「良い空気」を作る存在になることもできます。
今日の話を聞いて、何かひとつでも気づきがあればうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回お会いしましょう。
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