上司とメンターがつながると若手育成が安定する理由

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ブログ記事のポイント

今日は、メンターと上司がどう連携すると、若手育成が安定するのかというお話です。
ポイントは大きく3つあります。

  • 上司との連携がうまくいかない原因は、忙しさや熱意不足ではない
  • 「若手の状況をどう判断しているか」を共有すると、役割がはっきりする
  • メンターと上司がつながることで、若手もメンター自身も成長していく

これまで3日間にわたってお話してきた内容の集大成として、今日は「上司との連携」と「次につながる育成」について、やさしく整理していきますね。


上司との連携がうまくいかない理由は、意外とシンプルです

みなさん、こんにちは。
キャリアコンサルタントのみってるです。

今日は、メンター編の最終章、その3回目になります。
テーマは、上司との効果的な連携、そしてその関わりをチーム全体にどう浸透させていくか
さらに、次世代のメンター育成についても触れていきたいと思います。

まず、ここまでの振り返りを少しだけさせてください。

1日目は、
「若手の状態を、感覚ではなく“判断”として言葉にする」
というお話をしました。

2日目は、
その判断をメンター同士やチームで共有することの大切さについてお話しました。

そして今日は、その先です。
その判断を、上司とどうつなげると育成が安定するのか、ここを一緒に考えてみたいと思います。


現場でよくある「噛み合わない状態」

まず、よくある現場の場面を思い浮かべてみてください。

  • 上司はとにかく忙しくて、育成にまで手が回らない
  • メンターは現場対応で手一杯
  • 若手の様子が、上司にうまく伝わっていない

誰もサボっているわけではありません。
それぞれが、それぞれの立場で一生懸命やっています。

それなのに、なぜか育成が噛み合わない。
そんな状態、心当たりはありませんか?

ここで大事なのは、
連携がうまくいかない原因は、距離感や熱意の問題ではない
ということです。


事実だけ伝えても、上司は動きにくい

多くの現場を見てきて感じるのは、
若手の状況が「事実」や「出来事」だけで伝えられているケースがとても多い、ということです。

たとえば、

  • 最近、発言が少ないです
  • ミスが続いています
  • 自信がなさそうです

こうした情報自体は間違っていません。
でも、これだけを聞いた上司は、こう感じることが多いんです。

「で、私はどう関わればいいんだろう?」

判断材料が足りない状態なんですね。


ここで生きてくるのが「判断」です

ここで、これまでお話してきた「判断」が生きてきます。

  • 今はこの段階にいそうだ
  • このあたりで視点を変える関わりが必要そうだ
  • ここは、見守りよりも整理が必要そうだ

こうした判断が言葉になっていると、上司は一気に動きやすくなります。

「なるほど、じゃあ私はこのタイミングで関わろう」
「ここは私が背景を整理しよう」

そんなふうに、役割が自然と見えてくるんですね。


役割分担ができると、育成は安定します

メンターと上司が判断を共有できると、役割が整理されてきます。

  • 日常の関わりは、メンター
  • 視点を変える関わりは、上司
  • 背景や方向性の整理も、上司

無理に同じことをする必要はありません。

むしろ、
立場が違うからこそできる関わりがある
という考え方が、とても大切です。

この役割分担ができてくると、育成は一気に安定していきます。


若手にとっての「安心感」が育成を前に進める

この連携ができてくると、若手にとって大きな変化が起こります。

  • 誰に相談すればいいかが分かる
  • 話がちゃんとつながっていると感じられる
  • 一貫したメッセージを受け取れる

育成が、その場しのぎではなく、
流れのあるものとして感じられるようになります。

これは、若手にとって本当に大きな安心感です。


育成の輪は、メンター自身の成長にもつながる

ここまでくると、育成の輪は
メンター同士 → チーム → 上司
と、少しずつ広がってきています。

そして、この輪が広がることで、実はもう一つ大切なことが起きています。

それは、メンター自身の成長です。

若手を見る視点
上司と話す視点
チーム全体を見る視点

いろいろな立場から物事を見る機会が増えていきます。

キャリアコンサルタントの立場から見ても、
この「視点が増える経験」は、メンターにとって非常に大きな財産になります。


次世代のメンターは、こうして育っていく

こうした関わりを経験していくことで、
メンター自身が次のメンターを育てる立場になっていきます。

特別なスキルを身につけるというより、
「どう見て、どう判断し、どうつなぐか」
この感覚が自然と身についていくんですね。

これが、次世代のメンター育成につながっていきます。


ブログとしてのまとめ

今日のまとめです。

  • 上司との連携は、「判断」があってこそ成り立つ
  • 判断を共有すると、役割分担がしやすくなる
  • メンターと上司がつながることで、育成は安定する
  • そのプロセスは、メンター自身の成長にもつながる

これが、成長する組織づくりの大切なポイントだと感じています。

今日のお話が、みなさんの現場で
「少しやってみようかな」
と思えるヒントになっていたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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