~数字が見えた今こそ、次の動きを考えよう~
はじめに:今日のポイント
6月が終わるこの時期は、数字の確認だけでなく、次の行動を考える大事なタイミングです。
今回は、営業時代の経験をもとに、次のようなポイントをお話しします。
- 6月末は、年度のちょうど中間地点。数字の達成見込みが立てば、次の準備に移れるチャンスです。
- 「誰と、どれだけ会うか」が成果に直結するからこそ、訪問ルートの見直しがカギ。
- 月に一度ではなく、3ヶ月に1度だけでも訪問先を見直せば、出会いの数は大きく変わる。
- 数字に余裕があるときこそ、人と違う行動が次の成果を生みます。
それでは、営業の現場でどんな工夫をしていたのか、一緒に振り返ってみましょう。

6月は中間地点。数字はどう見えていますか?
みなさん、こんにちは。
キャリアコンサルタントのみってるです。
6月もいよいよ終盤ですね。
今年の6月30日は月曜日。この日で6月が終わり、4月スタート・9月ゴールのスケジュールで動いている方にとっては、ちょうど折り返し地点を過ぎるタイミングです。
このタイミングで、まず確認したいのは「今の数字、どうですか?」ということ。
目標に対して、見込みが立ちそうでしょうか? それとも、まだ遠いと感じますか?
見込みが立ったら、次は「行動」を変えるタイミング
私は営業時代、6月の数字を見てある程度達成できそうだなと思えたら、早めに次の準備に取りかかっていました。
もちろん、数字が厳しければまずはそこに集中します。でも、見通しが立てば、私は次の期を意識した動きに切り替えていたんです。
たとえば、扱っていた製品の特性上、6月末で48.5~49%ぐらいの進捗があれば「このペースなら達成できる」と考えてOKでした。
その時点で、「数字をつくる行動」を“次の期”向けに切り替えていたんです。
会える人の数が、チャンスの数を決める
営業の仕事では、「どれだけの人と会えたか」が、最終的な成果を左右します。
たとえば、1日に4人と商談をする人と、6人と商談をする人。
どちらも制約率が50%なら、4人の人は2件、6人の人は3件の成果につながります。
この1件の差が、1日では小さく見えても、月20日間の稼働があれば20件の違いになります。
この差は大きいですよね。
だから私は、「どうすればもっと多くの人と会えるか」を常に考えていました。
訪問ルートの見直しは、3ヶ月に1回
私が実践していたのは、「3ヶ月に1回、曜日ごとに訪問ルートを見直す」ことです。
例えば、「今回は火曜日だけ変えてみよう」といった感じです。
3カ月の間に、いろいろチャレンジして一度訪問コースを作り実行する。もっと効率よく商談できる機会を増やせないかと、次の3カ月もチャレンジするの繰り返しでした。
毎日全部変えるのではなく、1日ずつ変えることで負担を減らしながら改善できる。
得意先に訪問する時間帯を少しずらしてみる、別の時間に行ってみる。
そんな小さな工夫を積み重ねて、面談できる数を増やしていました。
火曜日で限界を感じたら、次は水曜日。その次は木曜日。
この繰り返しです。
結果的に私は、他の営業担当が「1日に10件面談できれば優秀」と言われる中で、1日16件の面談をしたこともあります。
もちろん毎日じゃありませんが、平均でも2〜3割は他の人より多く面談していたと思います。
これは、「自分が動いた分だけ、チャンスを増やすことができた」という実感でもありました。

行動を変えれば、結果は変わる
6月末というタイミングは、目の前の数字に一喜一憂するだけでなく、次の行動に目を向けるチャンスでもあります。
特に、今すでにある程度数字が見えている方にとっては、余裕のある今こそが「差をつけるチャンス」です。
周りが休憩しているときに、自分は次の仕込みを始める。
そのちょっとした違いが、3ヶ月後・半年後の大きな成果につながっていくんです。

さいごに:少しの工夫が、未来を変える
営業の仕事に限らず、キャリアを築く上でも「行動を見直す」ことはとても大事です。
数字が良ければ、その分余裕がありますよね。
だからこそ、今できる小さな見直しや工夫が、あとあと大きな差になって現れるんです。
これを読んでくださっているあなたも、6月末の今、ちょっとだけ立ち止まって、自分の行動を振り返ってみませんか?
そして、次のチャンスをつかむ準備を、今から始めていきましょう。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
#営業の工夫 #行動で差をつける #6月末の振り返り #訪問ルート見直し #中間地点で考える
#キャリア戦略 #営業の基本 #自分をアップデート