理念を“自分ごと”に変える方法 行動と言葉の結びつけ方

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ブログ記事のポイント

理念やスローガンは「掲げるだけ」では浸透しません。
大切なのは、日々の行動と結びつけて語ること。
自分がどんな価値観で動いているかを言葉にして共有することで、理念は「自分のもの」になっていきます。
その状態を心理学では「自己一致」と呼びます。


はじめに

みなさんこんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、「理念やスローガンをどうやって日常の行動に落とし込むか」についてお話ししたいと思います。

会社には、基本理念や行動指針といった「大切にしたい考え方」がある場合が多いですよね。
でも、それをただ掲げているだけでは、人の行動は変わりません。
実際に行動とつながっていないと、どれだけ良い理念でも「ただの言葉」で終わってしまいます。

理念を“言葉”として共有する時間の意味

多くの会社では、朝礼などで「理念に基づいた行動」を共有する時間を設けています。
自分がとった行動に、どんな理念が込められていたかを言葉にして話す。
これだけ聞くと、「形式的」「儀式っぽい」と感じる人もいるかもしれません。

でも、実は大きな意味があるんです。

行動を言葉にすることで、
「自分はどんな価値観を大切にして動いていたのか?」
と、自分自身が気づけるようになるからです。

つまり、理念は人から教え込まれるものではなく、自分の中から育っていくものなんです。

実際に体験したこと

私が以前働いていた会社でも、理念に基づく行動を共有する文化がちゃんとありました。
そこで、他の社員がどんな考えで、どんな行動を取っているのかを知ることができました。

私は医薬品を扱っていましたが、その中で「患者さんにとって最善となることをする」という価値観が会社の根本にありました。

だから私は、医師と話をする中で、
自社の製品ではなく、他社の製品の方が患者さんにより適している場合、
「この患者さんの場合はこちらの薬のほうが効果が期待できるというデータがあります」と、正直にお伝えしていました。

もちろん、営業としては自社の製品を勧めた方が利益につながります。
でも、私にとって「患者さんにとって何が最善か」という考えの方が大切でした。

その行動が結果として、医師からの信頼を得ることにもつながりました。
「この人は会社の都合ではなく、患者さんを考えて話している」と感じてもらえたからです。

そしてその行動は、まさに基本理念に基づいたものだったと思います。

キャリアコンサルタントとしてみると…

ここで大事になるのが、「自己一致」です。

心理学では、
自分の価値観と行動が一致している状態
を「自己一致」と言います。

人は、自分の価値観と行動がずれているとモヤモヤします。
逆に、価値観と行動が一致していると、迷わず動けます。
スッと力が出て、自然と前に進めるんです。

理念を浸透させるというのは、単に覚えさせることではありません。
理念が「自分の大切にしている価値観」とつながる状態をつくること。

そして、そのために効果的なのが、
自分の行動を言葉にして振り返ることです。

だからこそ、朝礼などでの行動共有は“儀式”ではなく、
自分の軸を再確認する時間なんです。

あなたへの問いかけ

ここで一つ、あなたに質問です。

最近とった行動の中で、
「これは自分の大切にしている価値観とつながっているな」と感じたものはありますか?

大きなことじゃなくて構いません。
例えば、

  • 困っている同僚に声をかけた
  • 丁寧に説明した
  • 相手の気持ちを考えて言葉を選んだ

その小さな行動の中に、あなたの価値観はちゃんと生きています。

それに気づけた時、理念はもう「外に掲げられたもの」ではなく、
あなたの中で息づいているものになっています。


まとめ

理念は“ただの言葉”ではなく、
自分の価値観と結びついたときに力を持ちます。

行動を振り返り、言葉にすること。
それが、理念を「自分ごと化」する第一歩です。

今日の話が、少しでもあなたの行動や考え方を見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。


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