ポータブルスキルとは?などの説明は、このブログの過去の文章を確認いただければ、詳しく説明しています。
「仕事のし方」現状把握のブログにも記載していますので、よろしければ確認してください。
今回は ”課題の設定”を取り上げます。測定尺度は?どのようなことが基準になっている?どうすればスキルアップにつながる?といった内容を記載します。
この記事は厚労省ホームページで発信されているデータを元に作成しています。
「仕事のし方」”課題の設定”の前に『課題』とは?
「問題」と「課題」の違いは?
「バカにしているの?」と怒られそうですが、触れておきます。
目標(あるべき姿)と現状のギャップが「問題」です。その問題を解決していくために具体的に取り組むべきことが課題です。
新製品を発発売したが、販売金額が目標の半分にも達していない。(問題)
消費者に認知されていない。製品の優位性が伝わっていない。(理由)
認知されるには何が必要か?優位性を伝えるには?(課題) の事例でご理解いただけると思います。
本題に入っていきます。
「仕事のし方」 ”課題の設定”
000935264.pdf (mhlw.go.jp)
ひらたく記載すると
階層1は、うまく進められないが、問題点が何か?課題が何か?が分からない状態です。
階層2は、マニュアルを読めば対応できる問題にのみ取り組んでいる状態です。
階層3は、過去の経験から、いくつかの対応策のうちで最適な方法を選択している状態です。
階層4は、過去の経験や情報をもとに、応用して対応できる問題に取り組んでいる状態です。
階層5は、事例そのものが初めての経験でも、過去の経験や情報を総動員して解決策を考えている。プラス起きうるトラブルの可能性も考慮しているといった状態でしょうか。
「仕事のし方」課題設定のスキルを上げる方法
日常業務でも、成果を創出するために問題解決に取り組むことはあります。そのため、日ごろから課題設定に取り組んでいることは分かると思います。その課題レベルが自分の業務の範囲内なのか?過去の経験を応用することで解決できるレベルなのかで階層がわかります。
自分は、現状の職場でチームの中で、どのレベルの仕事をしているのかはわかります。環境が変わることで、求められるレベルは変化する可能性があります。
「レベルを上げる」ことと同じように、しっかりと考える力も必要です。考える力としては、「論理的思考」ではないでしょうか?ビジネススクールでも分析をするときに活用する力としてプログラムがあります。
私もビジネススクールに通い、論理的思考を学びました。課題の設定では、論理的思考を学ぶことでレベルアップができる可能性があるのではないでしょうか。
「仕事のし方」 ”計画の立案”
計画の立案は、最終的なゴールに向けて、効果的なシナリオを描き、具体的な実行計画を立てることと定義されています。
000935264.pdf (mhlw.go.jp)
計画の立案は、影響範囲で測定尺度が設定されているのでわかりやすいと思います。
自分の担当エリア、チーム、部署、自部署&他部署、会社全体と設定されています。
若手、中堅、サブリーダー、ミドルマネジメント、トップマネジメントが分析すべきことが、影響範囲として示されています。
「仕事のし方」計画の立案のスキルを上げる方法
計画の立案は取り組みやすさがあると思います。具体的には、自分の担当エリアを分析して何を実行するかを決めて半年、あるいは1年活動を実行する。
レビューと取り組みによる変化を分析して、新たに今後の半年から1年で何を実行するのかを決めるPDCAを実行することで自然と知識やスキルアップにつながります。
「もっと精度を上げた」「高いレベルでスキルを磨きたい」と考えるなら、社外での学びの選択肢もありだと思います。
学ぶべき分野は「論理的思考」「マーケティング」などです。
「現状把握」「課題の設定」「計画の立案」はつながりがあります。PDCAを実行しますが、RPDCAともいわれています。
リサーチ、プラン、ドゥ、チェック、アクションです。
日常業務で意識して取り組み、強化したい部分があれば、プラスαでの学びに取り組むことで効率的にスキルアップができると考えられます。
新しい取り組みを定着させるには、少なくとも3か月は継続して取り組む必要があります。3カ月、または6カ月意識して行動し変化を感じられると思います。