数字を追う経験が部下の成長を支えリーダー自身のキャリアにも活きる話

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今日のポイント

  • 8月末から9月頭は営業マンにとって数字の山場。
  • 部下が「無理してでも達成するか」「次につなげるか」を見極めることが大切。
  • 数字を追う経験は、メンバーにとってもリーダーにとっても成長のチャンスになる。
  • キャリアを考えるとき、短期的な結果と長期的な視点の両方を持つことが重要。

8月末というタイミングの特別さ

みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、少し営業マン時代を思い出しながらお話ししたいと思います。

8月も残り一週間となると、私の頭の中は「8月の数字がどうなるか」「9月はどのくらい売上を作らないといけないのか」でいっぱいでした。営業マンにとって、月末の数字はただの結果ではなく、次の月の活動計画にも直結します。

実は、6月の時点で48.5%以上の進捗が出ているかどうかで、夏場の売上がどれだけ積み上がるか、大体の見通しがついていました。その数字をもとに、下期の戦略を少し前から仕込み始めていたのです。だからこそ、8月末の段階で「ここから数字が伸びるのか、それとも来月に備えるべきか」という見極めが非常に重要でした。


部下の動きを観察する時間

8月末になると、私はチームメンバーの数字の動きに注目していました。
「この担当者は多少無理してでも目標を達成しようとするのか」
「それとも、今月は割り切って下期に向けて準備を始めるのか」

営業の世界では、どちらの判断も間違いではありません。大事なのは「意思を持って行動しているかどうか」でした。だから私は、9月最初のミーティングで必ず確認していました。

ちょっとずるいかもしれませんが、全体ミーティングでは「各自の意思を尊重するけれど、チーム全体のために動いてもらうこともあるよ」という含みを持たせた言い方をしていました。その上で、個別に「本当にこの動きで良いのか」を一人ひとり確認していたのです。


達成に挑むか?未来に備えるか?

メンバーの中には「多少無理をしてでも今月達成したい」と強く言う人もいました。私はその気持ちを否定せず、むしろ応援しました。ただし必ずこう聞きました。

「達成は素晴らしい。でも、10月以降の数字はどう作るつもり?」

ここでしっかりと答えられるメンバーには「じゃあ動いていいよ!」と背中を押しました。一方で、答えが曖昧な場合は「本当に達成したい気持ちがあるのか」を再度確かめました。そのうえで「この動きなら君のエリアでは数字を作れると思うよ。私もサポートするから一緒にやろう」と具体的なアドバイスを添えていました。

営業マンにとって「自分の数字を作る」ことは最大の責任です。だからこそ私は、できる限りサポートしてあげたいと考えていました。その経験を通して、部下も「数字を追うことはしんどいけれど、自分の成長につながる」と気づいてくれていたように思います。


予測することがリーダーの役割

8月末から9月頭にかけては、ただ数字を見るだけではなく、人と環境の動きを読むことが必要でした。

  • 部下がどんな行動を取るのか
  • 得意先の動きはどうか
  • 代理店はどんな戦略を考えているのか

これらを観察し、次の一手を予測する。それをもとにミーティングを組み立てる。こうしたプロセスは、当時の私にとって非常にやりがいがありました。なぜなら、そこには「数字を作る」ことだけではなく、「人を成長させる」という側面があったからです。


キャリアコンサルタントとしての学び

今、キャリアコンサルタントの立場から振り返ると、この経験はとても大切な学びになっています。

  • 短期的な結果(今月の数字)
  • 長期的な成長(下期や来期につながる活動)

この両方を意識することが、キャリア形成でも重要だからです。

数字の達成に挑戦することは、目の前の力を試す場。
一方で、未来に備える判断をすることは、長期的なキャリアを築く力になります。

つまり「どちらを選んでも成長できる」んです。大事なのは、自分の意思で選び取ること。意思を持った行動こそが、人を大きく成長させます。


まとめ

営業マン時代の8月末は、まさに「数字と成長が交わる瞬間」でした。
部下の意思を確認し、未来を見据えた行動を一緒に考える。そこで得られた経験は、今の私のキャリアコンサルタントとしての活動にもつながっています。

みなさんの仕事の中にも、きっと同じような「短期と長期を同時に考える瞬間」があるはずです。その場面を大事にすることが、自分のキャリアを豊かにしていきます。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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