線状降水帯に翻弄されたお盆帰省ドライブ体験記

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おでかけ

事前の不安と台風との違い

お盆の帰省日程を決めてホテルを予約した段階で、天気は気になっていました。
特に台風であれば進路予測がある程度可能で、早めの判断と対応で安全を確保できると考えていました。しかし今回の相手は台風ではなく、より読みにくい「線状降水帯」。これが、後に長時間の移動と判断を迫ることになります。


出発前日に高まる不安

帰省前日のニュースで「九州地方での大雨情報」を耳にし、不安が増しました。
高速道路の状況を確認すると、大きな問題はなさそう。鹿児島の高速道路は一部通行止めでしたが、宮崎回りなら移動可能と判断しました。宮崎から垂水市までは地道を中心に移動し、無事到着。


鹿児島から島根へ向けた出発

鹿児島から島根県のホテルを目指し、南九州自動車道で日奈久まで進み、そこから九州自動車道へ。
ところが、鳥栖ジャンクションに差し掛かる頃、前方の空は真っ黒な雲に覆われ、掲示板には「高速を降りるように」という注意が表示されていました。

すぐに基山パーキングに入り、情報収集を開始。
佐賀に宿泊するか、熊本に引き返すか、鹿児島の実家に戻るか——選択肢を洗い出しました。宿泊予定の島根県のホテルに連絡すると、「当日のキャンセル料は100%」とのこと。さらに島根周辺は雨は降っているものの、高速道路に問題はないという情報も得られました。


待機と移動の決断

基山PAで約2時間待機し、線状降水帯が佐賀・熊本方面まで南下したことを確認。
高速道路は一部ストップしていましたが、関門トンネルが通行可能と知り、島根へ向かう決断をしました。


関門トンネルとその先の大渋滞

関門トンネルに入るまでの道は渋滞気味でしたが、問題なく通過。
しかし本州側に出た途端、国道2号線はおそらく20km以上の大渋滞。ここからは山口→津和野→浜田→江津と、夜通しの移動となりました。

島根のホテル「こととき」に到着したのは、11日の朝5時。長時間の運転と判断の連続で、体も頭も限界に近い状態でした。


最終日も続く雨

11日昼食後、松江から米子までの高速道路でも雨脚が強く、最後まで天気に気を抜けない移動となりました。


線状降水帯で感じたこと

  • 台風と違い、線状降水帯は動きの予測が極めて難しい
  • 安全確保のための「早めの待機」は結果的に有効だった
  • 宿泊先への連絡とキャンセル規定の確認は判断材料になる
  • 情報源を複数確保し、リアルタイムで更新を追うことが重要

今回の経験で、線状降水帯の怖さを改めて実感しました。
「発生予報」があっても動きは読めず、ルートや時間を柔軟に変える必要があります。長距離移動では、天候と道路状況の両方を常に意識しながら行動することの大切さを痛感しました。

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