新任マネージャーの皆さん、2月5日を終えて、どのような思いで数字を見ていますか?
マネージャー時代、私は毎朝6時前に目が覚めては、前日までの数字を確認する日々を過ごしていました。特に3月が近づくにつれ、この習慣は体内時計のように刻まれていったものです。
2月の数字を読む重要性
10月から3月までの下期で、1月は最も数字が動きにくい月でした。
その1月を終えて2月の数字の動きを正確につかむことは重要です。
年度末の3月を前に、多くの得意先が慎重な姿勢を見せます。
この時期の数字の動きを正確に読むことが、3月の戦略を決める重要な判断材料となります。
現場の手応えと数字の現実
担当者は自分の活動に手応えを感じ、「数字は必ず動く」と前向きに捉えがちです。
しかし、マネージャーは第三者の視点で、より客観的に状況を分析する必要があります。
私の経験では、担当者の手応えだけでなく、代理店の動きや市場全体の傾向を含めて判断することで、より正確な見通しを立てることができました。
3月の戦略を決める分岐点
2月の実績によって、3月の戦略は大きく変わってきます。
4月の売上を3月に前倒しして達成を目指すのか、それとも前倒しを最小限に抑えた戦略を取るのか。
この判断は、2月の数字の動きを徹底的に分析することで見えてきます。
信頼される指示のために
上司から信頼される指示を出すためには、数字を正確に読む力が不可欠です。
私の上司からは「数字が見えている」「数字を読める」と認められることで、より建設的な対話ができるようになりました。
上司から見た視点は上記のとおりですが、部下の立場から見ても「数字が見えている」「数字を読める」との印象を持たれるのは重要です。
そのためには、代理店を含めた取引全体の動きを把握し、3月を見越した先行納入の有無なども細かくチェックする必要があります。
仕事のパートナーの代理店の動きにもつかんでおく
期末、年度末になると代理店独自でも数字を作るために動く可能性があることを考えておく必要があります。
代理店の自分の担当している部署の数字は達成できる見込みなのか?代理店営業マンの数字自体は達成できるのか?
動き方によっては、代理店の営業マンに『貸し』を作ることもできます。
アンテナは広く広げておくように部下には指示をしておきましょう。
まとめ
2月は、年度末の3月を前に重要な判断を迫られる時期です。
数字の動きを冷静に分析し、適切な戦略を選択することで、チーム全体の成果につなげていきましょう。
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