新任リーダーの最初の1ヶ月で意識したい3つのアクション
はじめに
こんばんは、みってるです。
今日は昨日の続きで、電子書籍に書こうと思っている内容をお話しします。
今日は、前の人から仕事を引き継いでからの1ヶ月間で、特に気をつけるべき3つのことについてお話ししたいと思います。
新任リーダーが取り組むべき3つのアクション
仕事を始めたばかりの1ヶ月なので、すぐに成果を出したいところですが、具体的に何をすればいいのかをお話しします。
3つのことについて説明すると、1つ目はチームメンバーと1対1で話をすること、2つ目は目指すべきゴールを皆で共有すること、3つ目は早めに結果を出すことです。
①メンバーとの1対1面談の重要性
まず1つ目ですが、正直なところ、チームメンバーと1対1で話をすることはとても大切だと思っています。
それに、前の会社でお世話になったお客さんとの関係を考えると、一部のお客さんには真っ先に挨拶に行かないといけないこともあるかもしれませんが、全体的な流れとしては、まずはチームメンバーと1対1で話をすることが大切だと考えています。
なぜかというと、メンバーがどんなことを考えているのかを知ったり、私のことを知ってもらったりするのに、とても良い機会だからです。実際の面談では、「仕事で困っていることは何か」とか「このチームをもっと良くするために必要なことは何か」とか「あなたが考えていることを聞かせてほしい」といった感じで話をすることが多かったと思います。
そして私の場合は、さっき少し話しましたが、お客さんのところに挨拶に行くときに、世間話をしながら、どんな考えで仕事をしているのかとか、普段どんな行動をしているのかを聞くようにしていました。
そうすることで、メンバー一人一人の実力、つまりどのくらいの知識や技術があるのか、また自分がこうなりたいという目標や、どんな役割を担いたいかということを聞いて、仕事を分ける時の参考にしていました。なので、まず1番目に1対1の面談を挙げています。
②目標共有の意義と進め方
2番目の、目標を共有するということですが、これはやはりチームの全員が同じ目標に向かって頑張っていけるように、早めにスタートを切りたいということです。
私がいた会社では、部署を移動する場合、前任者が「この半年間、もし自分がこのチームにいたら、どんな活動をするか」という計画を立てていました。
全体的な目標は会社から決められていますが、その目標を達成するために、商品ごとにどのくらい売るのかとか、どんな活動をするのかといった具体的な計画を作ってくれていました。
そのため、最初はその計画に沿って進めていきますが、1対1の面談やお客さん訪問を通じて、自分なりに状況が分かってきた時点で、だいたい2ヶ月後くらいから計画を見直していくというやり方でした。
でも、引き継ぎをしてすぐの時は、会社からの目標も決まっているし、半年間どんな活動をするかという基本的な計画も作ってあったので、とても動きやすい状況でした。
そのため、チームメンバーも何をすればいいのかがはっきり分かっているし、目指すべきことの共有もしっかりできていたんじゃないかと思います。
なので、これも大切なことなので2番目に挙げています。
③早期成果実現への取り組み方
3番目は、早めに結果を出すということで、これは私が仕事をしていた時によく「スモールウィン」とか「積み重ね」、「勝ち癖をつけよう」といった感じで話をしていました。
どういうことかというと、簡単すぎる目標ではないけれど、少し頑張れば達成できるような目標を設定して、それを達成することにこだわって行動するように促していました。
※目標は行動に関する目標を設定していました。訪問や面談の軒数などです。
目標設定の具体的な方法
なので、最初のうちは本当に、例えば100という目標に対して101というような感じで目標を設定して、少し頑張れば101に届くというような目標にすることで、「やればできる」という経験を積んでいけます。
だから、まずはそういった目標を設定して、早めに小さな成功を重ねていくことを考えていました。
最終的には103とか、場合によっては105という目標を立てることもありましたが、それは自分が担当するようになってから数字の見通しが立つようになったり、自分の担当する地域のことが分かってきて、どんな数字が出せるかが予測できるようになってから、そういう少し高めの目標も設定できるようになっていました。
ただ、まず部署が変わって最初の時には、100か101という目標を達成するために動いて、それを達成して小さな成功を重ねるというところです。
おわりに
今日は、新しい部署に来てからの1ヶ月間で何をするのか、3つのポイントについてお話ししました。
チームメンバーと1対1で話をすること、目指すべきことを共有すること、そして早めに結果を出していくということにこだわって活動するということをお話ししました。
スムーズに始められて、数字や目標に対して大きく遅れないこと、むしろ少し先を進んでいるくらいの方が気持ちよく仕事ができるし、心にも余裕を持って仕事ができるということで、まずはそういったところに重点を置いて活動していました。
第1章の内容として、この3日間でお話しした内容を電子書籍に書こうと思っています。
今日も最後まで聞いていただき、ありがとうございます。それではさようなら。
最初の1ヶ月間に意識すべき3つの重要な行動についてのポイント
メンバーとの1対1面談
- チームメンバーの考えを知り、自己紹介する大切な機会
- メンバーの実力、知識、スキル、将来の目標を把握
- 役割分担の参考にする
目標の共有
- チーム全員で同じ目標に向かって早期にスタート
- 前任者が作成した半年間の活動計画を基に進める
- 2ヶ月後くらいから、自分の理解に基づいて修正を加える
早期の成果実現
- 「小さな勝利」を積み重ねる方針
- 最初は達成可能な目標設定(100に対して101など)
- 成功体験を重ねることで自信をつける
- 状況理解が深まってから、より高い目標(103~105)に挑戦
重要な考え方
- スムーズなスタートを切ることが大切
- 目標に対して少し先行する程度が理想的
- 精神的な余裕を持って仕事を進められる状態を目指す
まとめ
新しい部署での最初の1ヶ月は、その後の成功を左右する重要な時期です。
私の経験から、この期間に特に意識すべき3つのアクションについてお話ししました。
1つ目は「メンバーとの1対1面談」です。
これは単なる挨拶や自己紹介の機会ではなく、チームメンバー一人一人の考え方や能力、将来のビジョンを深く理解するための大切な機会です。
この理解は、その後の効果的な役割分担にも活かされます。
2つ目は「目標の共有」です。前任者から引き継いだ活動計画を基に、チーム全員が同じ方向を向いて進んでいくことが重要です。
ただし、この計画は固定的なものではなく、現場の状況理解が深まってから(約2ヶ月後)、必要に応じて修正を加えていきます。
3つ目は「早期成果の実現」です。
ここでのポイントは、無理のない範囲で少しずつ成功体験を積み重ねていくことです。
最初から高すぎる目標を設定するのではなく、「100に対して101」といった、少し頑張れば達成できる目標から始めることで、チームに自信と前向きな姿勢が育まれていきます。
これら3つのアクションを意識的に実践することで、新しい環境でもスムーズなスタートを切ることができ、チーム全体が精神的な余裕を持って目標達成に向かうことができます。
結果として、持続的な成長と成果につながっていくのです。