仕事のルールと考えられる報・連・相 報告で磨かれるスキルがある!
キャリアコンサルタントとしての自己紹介
こんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。まず、私の自己紹介をさせてください。
私は製薬会社で30年以上働いてきました。
その間、医薬品の営業、新しい事業としての健康食品、そして医療機器の販売という3つの分野で営業の仕事をしていました。
今年の4月からは、キャリアコンサルタントの資格を活かして新しい仕事に転職しました。
現在は、就職を目指す方のお仕事探しのお手伝いをしています。
実は私自身もキャリアコンサルタントの資格を取る前までは、自分に特別な強みがあると思っていませんでした。
ですが、資格の勉強を通じて自分の職務経歴を振り返る機会があり
「これまでの経験で意外といろんなことを身につけてきたんだな」と気づくことができました。
この経験から、多くの方にも自分の中にある可能性や経験を見つけてほしいと思うようになりました。
就職活動で感じたこと
現在の仕事で、求職者の方とお話をしていると、多くの方が「自分には特別なスキルや得意なことがない」と感じているようです。
それは、以前の私自身の考えととても似ています。
ですが、12月10日に発売した私の電子書籍でも書きましたが、日々の仕事を振り返り、自分のやってきたことを見つめ直すことで、多くの知識やスキルが自然と身についているものです。
これに気づくだけでも、大きな自信につながると思います。
報連相(ホウレンソウ)で成長する
今日は「報・連・相(報告・連絡・相談)」の中でも「報告」に注目して考えてみたいと思います。
報連相は、どんな会社でも基本の行動として求められるものですが、報告をする中で得られる知識やスキルについて意識していますか?
たとえば、報告をするときには「結論を先に伝える」という基本ルールがあります。
その後に、結論を支える具体的な説明を加える必要があります。
この説明をする際には、どんな情報を含めるべきか、またどの順番で伝えるのがわかりやすいかをしっかり考えなければなりません。
こういった報告のスキルを磨くことは、仕事で求められる基本的な力を育てるだけでなく、論理的な考え方や伝える力を伸ばすことにもつながります。
報告から得られるスキル
報告は単なる業務の一環ではなく、実はスキルを成長させる大事な機会です。
日々の報告を通じて、自分の考えを整理し、必要な情報をまとめて伝える力を身につけていきましょう。
それが、次のステップへの大きな一歩になるはずです。
話をするときには、まず結論を伝えてから、その理由や説明を論理的に組み立てていくことが大切です。
結論をはっきりと伝えないと、相手に話がうまく伝わりません。
そのためには、話す内容を適切な順番で整理し、何を伝えるべきかを考える「論理的な考え方」が必要です。
こうした考え方や伝え方のスキルは、普段から自然にやっている人にとっては、あまり意識されないかもしれません。
でも、それは何度も繰り返しやっているうちに、無意識に身につけているものなんです。
繰り返しの実践で身につくスキル
私自身も50歳を過ぎてから、ビジネススクールの「グロービス」でクリティカルシンキング(批判的思考)という考え方を学びました。
この学びを通して、話をどう組み立てればいいのかをより深く理解することができました。
このスキルは、単なる報告だけでなく、プレゼンテーションや他の業務にも役立ちます。
たとえば、どの順番で話すべきか、どんな内容を伝えれば相手に響くのかを考える力がつきます。
報告がスキルアップにつながる理由
もしここまでの話でピンときた方がいれば、報告を単なる業務として行うのではなく、「自分の知識やスキルを伸ばすための機会」として取り組むことで、成長スピードがぐっと速くなることを感じてもらえたかもしれません。
こうした意識を持つことで、日々の報告が自分の成長につながります。
補足:無意識に実行して身に付くものをあえて努力する必要があるのか?
「意識する」「意識しない」どちらでも身に付くスキルなら努力する必要があるのか?と考える方もいると思います。
また、「この人は、誰でも身に付けることを大げさに言っているのでは?」と考える方もいるかもしれません。
もともとの素因はあるかもしれませんが、意識して練習したことと無意識でやることが同じなのか?
少なくともあなた自身で考えたときに、これまでの経験で、「練習したことが練習しないこと」が同じレベルという事がありますか?
これからも発信していきます
今日は「報告」についてお話ししました。
明日はその続きとして、また別の視点からお話をしていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それでは、またお会いしましょう!
ビジネスルールの報・連・相の報告で磨かれるスキルがあるのポイント
結論を先に伝える重要性
- 相手に伝わりやすくするためには、結論を最初に伝え、その後に理由や説明を加える構成が効果的。
- 論理的な考え方が欠かせない。
論理的思考の必要性
- 適切な順序と内容を考えないと、話が相手に正確に伝わらない。
- 繰り返しの実践や失敗からスキルを自然に身につけているケースが多い。
クリティカルシンキングの学び
- 50歳を超えてビジネススクールでクリティカルシンキングを学ぶことで、話の構成や伝え方のスキルが向上。
- このスキルは報告だけでなく、プレゼンテーションやその他の業務にも応用可能。
報告を通じたスキル向上の可能性
- 報告をただの業務とせず、自分の知識やスキルを伸ばすためのチャンスとして捉えることが重要。
- こうした意識の変化が、成長スピードに大きな影響を与える。
まとめ
今回の音声配信では、「報告」という基本的な業務をテーマに、その中に隠れている成長のチャンスについてお話ししました。
報告を単なるルーティンと捉えず、自分の知識やスキルを伸ばす場として意識することで、成長スピードが変わることを強調しました。
具体的には、報告の基本である「結論を先に伝える」という姿勢が、論理的な考え方を鍛える大切な練習の場になることや、そのスキルが他の業務、例えばプレゼンテーションや説明能力の向上にもつながることをお伝えしました。
また、これらのスキルは日々の繰り返しや失敗の中で自然に身についていくものであり、意識して取り組むことでさらに強化されるとお話ししました。
私自身も50歳を過ぎてから「クリティカルシンキング」を学び、論理的に話を組み立てる重要性を再認識しました。これは基本を学びなおす目的でしたが、新たな発見がありました。
報告という行動を振り返ることで、自己成長やキャリアアップのヒントを見つけられると思います。
これからも、こうした日常業務の中で成長のきっかけを見つける視点を、みなさんと一緒に考えていきたいと思っています。ぜひお楽しみに!