今日は『経営に関する悩みを誰に相談する?』というテーマでブログを書こうと考えています。
「キャリアコンサルタントがなぜ経営?」と考えられたかもしれないですね。
キャリアコンサルタントの業務を進める中で、クライエントの振り返りをサポートすることがあります。これは通常の面談の中で実施することが多いです。
皆さんも経験があると思います。人に説明をするときに、説明すると同時に自分の頭の中が整理される感覚を経験したことはありませんか?
セルフキャリアドックの導入がすすめられている中で、経営者の方にも「振り返り」をすることの重要性と「説明する」ことの効用を知って頂き、社員のモチベーションアップにキャリアコンサルタントの力を活用していただければと考えています。
読み進めるうちに、ほかにも気づきがあるかもしれません。お付き合いください。
経営者の相談相手はどんな人が多いのでしょうか?
「経営相談」「誰に」の2つのキーワードで検索をかけてみました。
企業が経営サポート目的で作成されたブログが多い印象でした。
相談相手として
● 友人・知人の経営者
● 経営コンサルタント
● 公的機関
について、まとめてある記事がありました。他には専門家をピックアップしてある記事もありました。
「弁護士」「税理士」「社会保険労務士」「司法書士」「中小企業診断士」
無料で相談できる窓口として
「商工会議所」「中小企業基盤整備機構」「よろず支援拠点」が紹介されていました。
いづれも当然で納得できると思います。
また、すでに各専門家には力を借りて日々会社経営をされているのではないでしょうか?
キャリアコンサルタントは話を聞く専門家?
キャリアコンサルタントという資格をご存じでしょうか?国家資格で、名称独占資格です。
資格取得には試験で合格する必要があります。
試験は学科試験と実技論述試験と実技面接試験が実施されています。合格率は60%をきっていることが多いです。
実技論述試験では、クライエントの話を聞く理論を理解しているか?どのような面接をする必要があるかを理解できているかが問われています。
実技面接試験は、理論を理解したうえで実践できるのかを確認され合否が判定されています。
そして、キャリアコンサルタントは『守秘義務』と『信用失墜行為の禁止義務』が課されています。
キャリアコンサルタントは、話を聞く専門家です。
「振り返り」と「説明する」ことの効果を実感してみませんか?
「振り返り」をすることでの気づきがあります。
人それぞれだと思いますが、モチベーションが上がることを実感出来る可能性があります。
「振り返り」をすることで、成功体験を思いだします。自己肯定感を感じられます。
経営者の方はモチベーションがもともと高いことが考えられます。
「今、以上にモチベーションが上がるのか?」
上がることも考えられますし、もともとモチベーションの高い方は、その人なりに気づきがあると思います。それを体験することで自社の社員にも振り返りをする機会が必要であることを実感頂けると思います。
「説明する」ことの効用も、皆さん体験したことがあると思います。
最近、テレビのCMでも、「説明する」ことでの効用についてはコメントされています。
「説明する」時は、相手に理解してもらうために、どのように説明するかを考えます。
その時に、自分の頭の中でポイントは何か?どのように説明すると理解されるかを考えることで自分自身の頭の中の整理につながります。
社員にセルフキャリアドックを受けさせることで、転職につながるのではないかとの不安を持っている経営基幹職の方が一定数おられることは誤解です。全くないわけではないですが、転職の背中を押すことが目的ではありません。
経営者の方が、体験することで理解いただけると思います。
いきなり、セルフキャリアドックを導入するとなるとハードルが高いと思います。
キャリアコンサルタントとの面談を、ご自身で体験してみてはいかがでしょうか?