こんばんは、みってるです。今日は「エレベータートーク」についてお話ししたいと思います。
エレベータートークについて考える
エレベータートークの背景とメモからの気づき
どうしてエレベータートークなのかというと、通勤中にブログのネタとして思いついたことをスマホにメモしていたからで
ですが、そのメモにはエレベータートークについて書こうと思った背景が抜けているので、今回はその理由についてもお話しします。
私は通勤のときにiPadで本を読んだり、電子書籍を読んだりしています。
その間に気づいたことをキーワードとしてメモすることが多いので、今回の内容もその流れでできました。
「エレベータートーク」としか書いていないこと。メモを書いて時間が経過していることで、それ以上のことが分からない状況です。
たまにメモを見ても、何をテーマとして取り上げることを考えたもわからないこともあります。
製薬会社での経験が教えてくれた短時間の重要性
エレベータートークの話ですが、以前製薬会社に勤めていたときの経験がもとになっています。
先生方に薬の情報を説明する際に、「製品情報概要」というパンフレットを使っていました。
このパンフレットにはいろんな種類があったのですが、私がよく使っていたのは、特定の薬を先生がどう活用しているかを紹介する「症例報告」のようなものです。
通常、このパンフレットを使って10~15分くらいかけて説明して、先生に薬を使ってもらえるように話を進めていました。
ですが、理想の15分トークができるようになったら、次に5分で伝える練習をし、それができたら3分、最終的には1分で伝える方法を考えていました。
これには無茶な部分もありますが、1分にまとめる努力が良い経験になりました。
限られた時間で伝える工夫
どうしてそんなに短くまとめる必要があったのかというと、大学病院を担当していた時のことです。
病院の先生方はとても忙しく、10分や15分も取れないことが多いのです。
大学病院には30人以上の先生がいることもあり、その方たちに効率よく自社の薬を知ってもらうためには、移動時間や歩いている時間などの短い時間でポイントを伝える必要があったのです。
極端な話をすると、30秒から40秒の短い時間で話さなければならなかったり、離れたエレベーターに向かう50メートルの間で話をしなければならなかったり、そんな場面もありました。
そのため、本当に真剣に1分で伝えられる内容を考えて話していました。
例えば、先生に「〇〇先生がこんな症状の患者さんにこの薬を使っています」というように、歩きながら伝えられるような工夫をしていたんです。
こうした努力は、その後の仕事で役に立ったと感じています。
部下への指導とエレベータートークの実践
たとえば、部下を連れて同行したとき、部下が一生懸命に説明した後で、最後に「今日お伝えしたかったのは、こういうことです」とポイントをまとめることで、先生にしっかりと伝えることができたんです。
営業マンが上司と一緒に来ているわけですから、先生もこちらが薬の説明に来ているのはわかっているんですが、最終的に「今日はこの薬をこんな症例に使ってもらえたらと思っています」と目的をはっきり伝えることが、効果的だったと思います。
日々の工夫がスキルを磨く
今お話した内容を通じて、スキルを磨くという点では、普段の仕事の中でいかに効率的に、限られた時間で成果を出すかを考えて工夫することが重要だと感じました。
やはり、日々の仕事への向き合い方で、自分の成長が変わってくるんだと改めて実感しています。
今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。それでは、さようなら。
音声配信のポイント
エレベータートークの重要性
忙しい大学病院の医師に対して、自分の売り込みたい薬の情報提供が成績を上げるために必要でした。
多くの医師に情報を効率的に伝える必要性に迫られて、短い時間(30秒~1分程度)で要点を伝えるスキルを鍛えること必要がありました。
移動中の限られた時間を活用する工夫
皆さんもそうだと思いますが、曜日によって人の行動は、ある程度決まっています。
わたし自身は、ライバルが会えないと考えている曜日でも、自分だけが捕まえられるポイントを探していました。
月曜日のこの時間は…、火曜日は…といった状況です。
忙しい先生方に説明する際、50メートルほどの移動中など、限られた時間で内容を簡潔に伝えるために工夫していました。
部下への指導で感じた効果
マネージャー職になって、部下と同行訪問をしていました。同行の目的としては、業界情報の提供と営業活動の指導など大きく2つありました。
業界情報が中心の日には、短時間だけ部下が製品説明をします。
製品説明をした後に要点をまとめて再確認することで、効果的に情報を伝えることができました。
最後のまとめの時に以前の工夫が役立っていました。
日常業務は成長のチャンス
日々の業務に対して効率を重視し、限られた時間で最大限の成果を上げる方法を工夫することで、自分自身のスキルを磨くことができたと実感しています。
何をすれば成果につながるかを考えて工夫をすることです。
効率的にするには?成果を上げるには?この思考が成長のチャンスへの気づきに繋がります。
仕事の取り組み方が成長に影響
営業マンにとって、製品説明は当たり前のことです。
当たり前のことでも、効率的にするには?あるいは成果を上げるには?と考えて行動することが成長に繋がります。
日常業務にどう向き合うかによって、成長が大きく変わります。
普段の業務への取り組み方が自己成長に繋がります。
まとめ
短い時間で要点を伝える「エレベータートーク」の重要性についてお話ししました。
私が忙しい先生方に薬の説明をするため、移動時間を使って短いトークを磨いてきた経験が、日常業務でも活きています。
要点をまとめて伝える技術は、限られた時間で最大限の成果を出すために大切です。
皆さんも日常業務で「どう効率よく話を伝えるか?」を意識してみてください。
普段の仕事への取り組み方ひとつで、確実に成長できます。
ぜひ、日常業務の中で工夫を重ねることが自己成長に繋がります。