わたし自身が意識しているためなのかもしれませんが、「自己理解が重要」「自分を知ろう」というフレーズを、最近、よく見かけます。
つい先日も、自己肯定感に関する本を読みましたが、その中でも「自己理解が重要」との記載がありました。
自己理解について「深めることの重要性」「自己理解を深める方法」を書いています。
自己理解を深めることの重要性
自分を知ることがゴールではありません。自分を知る方法をいくつか紹介しました。
わたし自身も、自分の強みや弱みを考えてきました。
わたし自身の自己啓発をはじめる時の思考は、「弱みを克服したい」との考えから入る傾向があります。強みをより一層強化するとの思考は少ないようです。
最初にも書きましたが、自己理解を深めることが目的でなく、そこから自分のやりたいことを身つけて行きます。
何をしている時が「楽しい」と感じているのか？充実感があるのかが分かれば、楽しく仕事ができるのではないでしょうか。
日本人は自己肯定感が低い人が多いと言われています。まずは、自分ができるようになった事をリストアップしてみてください。多くの学びをして、成長していることに気がつくと思います。
自己理解を深めることの重要性
自己理解を深めることの重要性としては以下のことが考えられます。
自己肯定感の向上
自分の価値観を理解することで、自分が何を大切に思っているか、何を求めているかを明確に把握でき、これが自己肯定感を高めます。
感情のコントロール
自分の感情を理解することで、自分の行動パターンや意思決定に影響を与える感情のトリガーを把握し、適切に対処することができます。
自己改善の促進
自分の行動パターンを理解することで、なぜそのような行動を取るのかを明確にし、自己改善につなげることができます。
人間関係の構築
自分自身を理解することで、他者とのコミュニケーションや関係性をより良く構築することができます。自己理解は他者理解の基盤ともなります。
自己実現の達成
自己理解を深めることで、自分の強みや弱み、価値観や目標を明確にし、それに基づいた行動計画を立てることができるため、自己実現に向けた道筋が明確になります。
自己理解の重要性を表すこれらの要素は、相互に関連し合い、統合されることで総合的な効果を発揮します。
例えば、自己肯定感が高まることで感情のコントロールがしやすくなり、それが自己改善や人間関係の構築にも良い影響を与えるというように、全体として自己理解の深化が個人の成長と生活の質の向上につながります。
自己理解を深めることのメリット
強みや価値観を知ることでメリットがあります。メリットをまとめます。
個人成長：自己理解が深まると成長速度が向上する。
意思決定力の向上：自己理解が深まると意思決定力が向上する。
自己制御力の強化：自己理解を深めることで自己制御力が強化される。
人間関係の改善：自己理解が深まると他者への影響力が向上する。
幸福感の増加：自己理解が生活の質を向上につながる。
ストレスの軽減：自己理解を深めることでストレスからくるネガティブな影響を最小限に抑えられる。
自己実現の促進：自己理解が深まることで自己実現の道筋が描ける。
自己理解を深めることのメリットは、適職や得意なことを身つけるヒントを見つけることができることだと思います。メリットをまとめます。
自己理解が職業選択に役立つのか
前段でも触れましたが、自己理解のメリットに適職に気づく機会があることを上げています。
元をだどっていくと、なぜ、今の仕事に就いたのか？何をしたくて、今の会社に入ったのか？
全ての人がそうだとは限りませんが、会社を選んだ理由を思いだすことで、「やりたかったことをやっていた！」と気がつく人もいます。
それとは逆に、自己理解ができたことでやりたいことに気がつくこともあります。
転職を考える時、セルフ・キャリアドックを実施する時に振り返りが重要だとされています。
自分を知り、目標地点を決めて動き出すためにも自己理解がスタートとなります。
自己理解は仕事を選択する時に役立つと思います。
自己理解のまとめ（復習）
通常、自己理解を深める場合は、自分の強みや弱みは何か？どのようなことが得意なのかを考えます。
その時に、過去の経験を振り返ることで気がつくことが多いと思われます。
強みや弱み以外は、価値観や考え方（パーソナリティ）の確立につながります。
自己理解が深まることで、自分をコントロールできるようになります。価値観や強み弱みを知ることで職種の絞り込みがしやすくなります。自己理解から他者理解につながります。
まずは自己理解を深める方法を紹介します。
あらゆる場面で重要性が言われている「自己理解」について書きます。
自己理解を深める方法
自己理解を深めることの重要性はよく言われておりご存じだと思います。
その方法について考えてみましょう。
自己理解を深めるために自分の過去を振り返る（職務を振り返る）
過去の経験から学び、自分がどのような人間になりたいかを考えることが大切です。
過去の成功体験や失敗体験から学び、自己成長につなげましょう。
なぜ、過去を振り返ることを最初に取り上げたのか？
最初に紹介した通り、自己肯定感を高める書籍を読んだときに、自己理解は重要なファクターであると著者は主張していました。また、わたし自身の経験からも重要だと実感しているからです。
自分自身の振り返りをすることを考え、キャリアコンサルタントの面談を経験も併せて試みました。
わたし自身も自分の職務を振り返った時に、多くの気づきがあり、成長を感じることと共に自己肯定感があがりました。
成功体験、失敗体験でも学びがあります。この振り返りをすることで、むだな経験はないことを実感できると思います。
自己理解を深めるために自分の価値観を知る （判断基準は何か？）
自分が何を大切にしているか、何に興味を持っているか、何を目指しているかを明確にすることが大切です。自分の価値観を知ることで、自分に合った生き方や働き方を見つけることができます。
キャリアコンサルタントとして、面談する場合など自分自身をよく理解している方もおられます。
逆に、自分について「よくわからない。」という方もいらっしゃいます。
キャリアコンサルタントとの面談を実施することで、気がつくことがあります。
「仕事が合わずに転職を考えている」との相談者の方が、お話を聞いていくうちに「仕事が合わない」ではなく、対人関係なのではないか？と感じることがあります。
具体的に書きますね。
「転職を考えるきっかけ」などをお聞きして、経験談を話してもらいます。会話でのキャリアコンサルタントの投げかけで、その場面を思いだしてもらいます。
思いだすことで、その時の気持ちも思いだす場合があります。価値観の違いが大きい社長の対応をきっかけに不信感を持つようになったなど理由がわかる場合あります。
自分は何を大切にして、仕事をしたいのかが明確に分かる場合があります。
自己理解を深めるために自分の性格を知る
自分の性格や特性を知ることで、自分に合った職業や環境を見つけることができます。また、自分の強みや弱みを知ることで、自己成長につなげることができます。
自分が分かってくるとやりたいことの方向性は分かると思います。強みや弱みは理解することで、対処できることもあります。
自分の性格については、ある程度は理解できていると思います。強み弱みはひとぞれぞれで判断基準が違う場合もあります。まずは、自分が考える強みや弱みで良いと思います。
自己理解を深めるために他者とのコミュニケーション をとる
他者とのコミュニケーションを通じて、自分がどのような人間であるかを知ることができます。また、他者からのフィードバックも重要です。
外から見た自分はどのような人物なのでしょうか？
多面診断というアセスメントテストの診断結果を分析する時に『ジョハリの窓』が活用されています。
１、開放の窓：自己も他者も認識している窓
２、盲点の窓：他者が気づいているが、自分は気がついていない窓
３、秘密の窓：自分は認識しているが、他者には認識されていない窓
４、未知の窓：自己も他者も気づいていない窓
他の人にも意見を聞きながら、探してみるのもひとつの方法です。
自己理解を深めるために専門的なアセスメントを活用する
専門家によるアセスメント（評価）を受けることで、自己理解を深めることができます。例えば、パーソナリティ検査やキャリアカウンセリングなどがあります。
キャリアコンサルタントの面談を受けてみることでの気づきもありますが、ネットなどでも公開されている性格診断などにチャレンジしてみるのもひとつの方法だと思います。
自己理解を深めることの重要性のまとめ
- 自己理解を深めるために、過去の成功体験や失敗体験を振り返えることで自己成長につなげられます。
- 自己理解が深まることで、自分をコントロールできるようになり、価値観や強み弱みを知ることで職種の絞り込みや自分のやりたいことを見つけやすくなります。
- 自分の価値観を知ることで、自分に合った生き方や働き方を見つけることができます。
- 他者とのコミュニケーションを通じて、自分がどのような人間であるかを知る機会になります。
- 専門家によるアセスメントやネットでの性格診断などを活用することで、自己理解を深めることができます。
性格診断などは、新たな発見がある半面、自分では納得できない結果が出ることがあります。
解釈は難しいですが、その診断結果が全てではありません。
参考程度にしておく方が良い場合もあるとおもいます。
自己理解を深めることの重要性と自己理解によって得られる可能性をまとめてみました。
読んで頂いた方の参考になればとの思いです。
