入社間もないころの2つの経験談
データ入力の大切さ
こんにちは!キャリアコンサルタントの「みってる」です。
今日は、先日発売した電子書籍の内容から、2つの具体的な事例をわかりやすくお話しします。
今回紹介する電子書籍のタイトルは、『日常業務で成長する 若手社員のための実践ハンドブック』です。
さらにサブタイトルとして、「新入社員・若手社員が今日から始める成長習慣」という内容を掲げています。
今日は、この本の第一章に書かれている2つの事例について触れてみます。
1つ目は「データ入力」に関するお話。
2つ目は「難しい得意先に挑戦する」という内容です。
まずは「データ入力」の話から始めましょう。
データ入力を通じて気づくこと
私は入社したばかりの頃、自分の担当する得意先を知るために、毎日その得意先の売上を確認していました。売上データをコンピューターで見ていると、先輩たちから「画面を見てるだけじゃ売上は増えないぞ!」なんてからかわれたこともありました。
そんなとき、ある先輩がこんなアドバイスをくれたんです。
「どうせ見るなら、この資料に数字を入力してみたら?そうすれば売上の変化がもっとわかりやすくなるよ。」
そのアドバイスを受けて、毎日売上データをパソコン作業で記録する取り組みを始めました。
数字を毎日入力しているうちに、いろいろなことに気づき始めました。たとえば、
- 「この得意先は何日おきに商品を注文することが多いのか」
- 「この商品は3日おきに注文されているな」
こうした傾向がだんだんと見えてくるのです。
数字を記録することで得意先を深く知る
売上データを入力し続ける中で、得意先の規模や商品の動き方についても理解が深まりました。
たとえば、患者数が何人くらいの病院なら、この商品は何日おきに注文されているかがわかるようになりました。そして、
- 注文の間隔が長い場合は「あまり売れていない」と判断できる。
- 一方で、頻繁に注文があれば「この商品はよく使われている」と分析できる。
このように、自分の担当する得意先を把握する材料が増えていったんです。
新しい担当先でも活きる「データ入力」
この習慣のおかげで、新しく担当する施設を持ったときもスムーズに状況を理解できるようになりました。
得意先の患者数や規模を見れば、どの商品がどれくらいの頻度で注文されるべきなのか予測できるからです。
数字を毎日見て記録するという単純作業と思われるかもしれませんが、実は得意先を深く理解するための貴重なきっかけになります。
日々の作業の中で得られる気づきを大切にすることで、自分の業務の質をさらに高めることができるのです。
「ただのデータ入力」と思わずに、ぜひ違った視点を持って取り組んでみてください。
そこから見えてくるものが、あなたの成長につながるかもしれません!
難しい施設とはどんな場所?
「難しい施設」というのは、患者さんがとても多い医療機関のことが多かったです。
患者さんが多いということは、他の製薬会社も優秀なMR(医薬情報担当者)を配置していて、競争が激しい環境でもあります。
私が立候補して担当したある施設では、患者さんが多いだけでなく、多くのお医者さんが勉強のために見学に訪れる場所でもありました。
つまり、ただの医療機関ではなく、多くの人が注目する施設だったのです。
難しい施設を担当した理由
そうした大きな施設を担当したいと思った理由は、そこに優れたお医者さんがいるからです。
患者さんから信頼され、お医者さん仲間からも慕われる先生たちと接することで、自分自身が学べることが多いだろうと考えました。
特に、自分の担当する施設の先生たちからは、お薬の話だけでなく、物事の捉え方や考え方といった仕事や人生に役立つ知恵をたくさん学べました。
こうした交流を通じて、自分自身の成長につながったと感じています。
難しい施設で得た学び
先生たちとの会話は、薬の話だけではありませんでした。
長い付き合いになると、先生たちがどうやって物事を考えたり、見たりしているのかを知る機会が増えました。
それが、私の仕事への考え方や姿勢に大きな影響を与えたと感じています。
たとえば、ある先生の言葉や態度から、「難しい状況でも柔軟に考える大切さ」や「相手の立場を理解する視点」など、多くの学びを得ました。
これらは、私の仕事の進め方やチームでのコミュニケーションにとても役立ちました。
経験に無駄はない
仕事をしていると、思ったようにいかないこともありますが、それも成長の糧になると私は信じています。どんな経験も、後から振り返ると何かしらの学びがあるものです。
だからこそ、毎日の業務に前向きに取り組んでほしいと思います。難しいことにもチャレンジしていけば、自分を成長させるチャンスがきっと見つかるはずです。
2つの経験からの学び
データ入力の大切さ
データ入力を通じて気づくこと
- 売上データを記録することで、得意先の動きに気づきやすくなる。
- 「この得意先は何日おきに商品を注文するのか」
- 「この商品は3日おきに注文される」などの傾向が見える。
- 日々の入力作業が、新しい視点や理解を生む。
数字を記録することで得意先を深く知る
- データを記録する習慣で得意先の規模や動向が把握できる。
- 「頻繁な注文=よく使われている商品」
- 「注文が少ない=あまり利用されていない商品」
- 得意先に応じた判断材料が増える。
新しい担当先でも活きる「データ入力」
- データ入力を継続することで、初めての施設でも状況をすばやく把握可能。
- 単純作業と思われがちなデータ入力が、得意先理解の基盤となる。
難しい施設に挑戦することの意義
難しい施設とはどんな場所?
- 患者数が多く、競争が激しい医療機関。
- 他社の優秀なMRが多数配置される環境。
- 医師が学びの場として訪れる注目度の高い施設。
難しい施設を担当した理由
- 信頼され、尊敬される医師と接することで多くを学びたかった。
- 医師から薬の知識以外に、仕事や人生への視点を得られる。
難しい施設で得た学び
- 医師との会話で物事の捉え方や柔軟性、相手の立場を理解する視点を学んだ。
- こうした学びが、仕事の進め方やチーム内コミュニケーションに役立った。
経験に無駄はない
- 思ったようにいかない経験も後から振り返ると成長の糧になる。
- 難しいことへの挑戦が自己成長につながる。
- 日々の業務に前向きに取り組むことが重要。
2つの経験からの学びのまとめ
データ入力や難しい施設への挑戦といった日常業務での経験が、どのように自分自身の成長に影響を与えるかをお話ししました。
データ入力は一見単純な作業に思えますが、得意先の動きを深く理解し、必要な判断材料を得るための貴重な習慣です。
また、難しい施設への挑戦では、競争が激しい環境の中で尊敬される医師たちと接し、物事の捉え方や柔軟性、相手の立場を理解する視点を学ぶ機会となりました。
こうした経験を通じて感じたのは、どんな経験にも無駄はなく、すべてが成長の糧になるということです。
日々の業務に前向きに取り組むことで、新しい発見や自分を高めるチャンスが生まれます。
「ただの作業」と思わず、そこに隠れた価値を見つけて取り組んでみてください。
それが未来の成長につながる第一歩です!