セルフ・キャリアドックを定期的に実施する必要があるのか?

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セルフキャリアドック

セルフ・キャリアドックは定期的にチェックし、進捗状況を確認することと仲間を作ることが重要です。

セルフキャリアドックという言葉は聞いたことがあるでしょうか?
少し違いますが、転職関連のCMでも「〇〇に登録した!キャリアの検診みたいなものだから!」といった内容が流れている。

企業の規模にもよると思いますが、身体の健康診断は1年に1回は実施するように決められています。また、メンタルヘルスなども会社は取り組みを実行する責任があります。

キャリアについては、いかがでしょうか?

キャリアの健康診断は年に1回実施していますか?

リスキリングやリカレント教育という言葉を聞く機会が増えてきたと思います。日本国内の年収アップのために推進する補助金なども決められています。
なぜ、キャリアを定期的にチェックする必要があるのかを考えていきたいと思います。

セルフ・キャリアドック(厚生労働省)発信情報

厚生労働省から発信されている情報では『セルフ・キャリアドック』と記載されています。

従来の企業の人材育成の考え方は、企業の業績に貢献できる人事育成が実施されてきました。
個人の知識やスキルアップにどのように取り組むかではなく、企業の業績を第一に考える研修などが中心でした。

そこに個人の視点を入れて、いかに個人のキャリアプランを実現するかに取り組んでいくことになります。個人の成長により、組織文化も変化し、個人の成長により業績もあがるとの考え方が根本に置かれています。

セルフ・キャリアドックはリスキリングやリカレント教育とはセットではありません。

セルフ・キャリアドックは個人のキャリアを考え、実行する時の仕組みです。
セルフ・キャリアドックで自己理解を深め自己評価をします。そのことで、強み弱みをしりキャリア開発を進めていくことになります。

厚生労働省のホームページで公開されているセルフ・キャリアドック情報は、下記から確認できます。

mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212450_00001.html

自分を知り、自分の立ち位置を確認する

自己理解、自己評価という言葉があります。


自己理解は、自分の強みや弱みは何かを考えます。そして、自分はどのような価値観を持っているかなどを知ることで自分という人間を知ります。

内閣府のユースアドバイザー養成講座では、「気質、性格、価値観、態度・行動などを自分が納得して受け止めている状態」と定義されています。

自己評価は、自分がどのような特徴を有しているか認知した内容に対して、他者と比較しながら自分を評価することと定義されています。

キャリア開発をかんがえる場合には、同期入社社員と比較して、知識やスキルは高いか?
マネージャーであれば、マネージャーが身に付けておくべき知識やスキルは身についているか?

その状況から、何を学び成長するかを考える出発点となります。

目標設定はロールモデルか積み上げか?

目標設定方法には大きく2つの方法があると思います。

目標設定はロールモデルをもとに、自分に必要だと考える知識やスキルを身に付けるようにキャリア開発するか?現在の業務をすすめる中で、効率化するためとの視点や成果を挙げるために必要との視点で取り組む内容を決める積み上げ式ことになると思います。

グーグルマップや自動車のナビゲーションシステムでは、現在地と目的地にマークがつきます。そのうえで通るルートを示します。電子書籍にも記載したのですが、キャリアも同じような形だとイメージしています。

自己理解を深めて、自己評価で現在地を明確にする。そのうえで目標を設定して、そこに到達するために必要な知識やスキルが何かを考える。どのルートを通って目的地を目指すかという考えになるとおもいます。

なりたい姿をイメージできない場合は、現時点の業務をすすめるうえで効率化や成果を創出するために必要な知識やスキルを考えて、おおまかな目標をたてて進んでいくこともありだと思います。

過去の月次面談の経験から考えること

わたしは4人~15人のメンバーとチームで業務をすすめた経験があります。毎月、1on1や施設攻略をいかにすすめるかの面談を実施していました。そこからの経験で感じることがあります。

面談は月1~2回、時間は1時間くらいで実施していました。1on1を30分、残りの時間は業務の打ち合わせや進捗状況を確認するなどが基本で実施していました。
メンバーのスキルや健康状態を考慮して、毎週実施しているメンバーもいました。

当然ですが、メンバーによりキャラクターが違います。

目標を細かく決めた方が、その実行に集中できるタイプ。おおまかにやるべきことの確認で良いタイプなどいろいろです。

いづれもやるべきことが明確になることで、実行度はかなり向上します。1カ月以上のが間隔と、忙しいので、やるべきことが山積みになり積み残しが蓄積していきます。業務での積み残しは業績に影響しますので無視できません。

メンバーも積み残しを確認するとプレッシャーとストレスを感じることになります。

最初に1~2回実施していたと記載しましたが、1on1でのメンバーの健康状態を含めた面談では時間が足りません。2回目は30分から1時間で業務中心に打ち合わせをして、余裕があればメンバーの話したいことを話して、状況を確認していました。

kindle本出版コーチングを受けての再確認

今年の4月から6月までkindle本出版コーチングを受けていました。4月にコーチング1回目をうけてから5月に1冊、6月に1冊出版しました。コーチングは1カ月で終わったも良かったのですが、学べることが多かったので3カ月継続しました。コーチも2冊出版できたことには驚いていました。

コーチングの流れは、1回目は違いますが2回目以降は流れが決まっています。

● 前回の決めごとの実施状況確認とレビュー
● 次回までに実施する行動決定
● 決めごとの実施に関連するコーチからのアドバイス
● わたしからの質問タイム(随時質問はできます)

コーチング面談は1週間ごとに実施されます。実行する行動を決めて取り組みますので、実行することで確実に前に進みます。結果としてコーチングをスタートして1カ月ほどで出版できました。

これは、コーチングなどのサポート。一緒に取り組む仲間の重要性を再認識する経験でした。
同時に定期的に進捗確認をする重要性を再確認しました。

キャリアについての振り返りは個人で実施する場合と企業で実施する場合

実行する行動を決めて、1週間ごとに進捗度を確認する!

実行度を上げるには良い方法だと思いますが、多くのひとが同じように実行できるのか?

わたしが実行度が高いとアピールしたいわけではありません。
前段の経験から、人のタイプにより実施して確認する間隔はまちまちだとおもいます。性格的に追い詰められていると感じる人もいると思われます。

自分自身の充実した人生を送るためにキャリアを考えることが有益だと思います。自分ができる感覚を見つけながら取り組むべきだと思います。

企業がセルフキャリアドックに取り組む場合は、月1回から3か月に1回など多くの社員が対応できる間隔で実施する必要があります。そして、上司が面談をする役割を担うしかないと思います。
その状況を考えると3か月に1回くらいが現実的だと思います。

まずは
スタートとして自分のキャリアについて考える時間を作ってみてはいかがでしょうか?

セルフキャリアドックのまとめ

セルフキャリアドックは、個人のキャリアを定期的に見直し、自己理解や自己評価を通じて目標を設定し、キャリア開発を進めるための有効な手段です。

企業が従来の業績重視の人材育成から、個人の成長を重視する方向にシフトすることで、組織全体のパフォーマンスの向上が期待されます。

セルフキャリアドックを実施することで、個人は自分の強みや弱みを認識し、キャリアプランを明確にすることができます。これにより、自己成長を促し、目標達成に向けて具体的なアクションを取ることが可能になります。

また、企業においては、定期的な1on1面談やコーチングを通じて、社員のスキルや健康状態を把握し、適切なサポートを提供することができます。

セルフキャリアドックの実施は、個人のキャリア開発だけでなく、企業の組織力向上にも寄与することが期待されます。自分自身のキャリアを定期的に見直し、明確な目標を設定して取り組むことで、充実したキャリアと人生を築くためのスタートができます。

セルフ・キャリアドックは定期的にチェックし、進捗状況を確認することと仲間を作ることが重要です。

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