昨年12月31日に会社を退職して就職活動をしました。運良く4月1日から仕事に就くことになりました。2月20日過ぎに連絡が来て、3月に「採用通知」が届きました。
2月20日過ぎの流れを記載します。
ハローワークでの活動
雇用保険の手続きもあり、3月6日に活動の報告と保険金を振り込んでもらうためにハローワークに行きました。
保険振り込み手続き
2月と同様に担当者と面接しました。保険料金の振り込み日を伝えられて面談は終了しました。
その時に電話での『採用』連絡があったことを伝えて、今後の活動について質問しました。
4月1日から勤務するのであれば、3月29日にハローワークに来て、手続きをするようにアドバイスがありました。
月に2回は就職活動をしなければならないルールがあるので、その件を質問すると受付で確認する様に指示がありました。
月2回の活動は継続
受付で、就職先が決まっていることを伝え今後の活動について質問すると、番号札を渡されてキャリアコンサルタントとの面談をするように指示がありました。
10分と待たずに面談となりました。そこで詳しく説明してもらいました。
結論としては、いつでも良いのでハローワークに来て、就職先は決まっているが2回目の活動であることを伝えるだけでも良いとのことでした。ただ、内定先よりも自分の希望条件に近い採用の可能性があるので、就職活動を継続することに問題はないともアドバイスがありました。
内定先から紹介状を出してくれたハローワークには面接結果の連絡はされていました。正直、結果の連絡が来ていると聞いて安心した状況でした。この段階で「採用通知」が届いていなかったのが理由です。
内定先に就職するのであれば、3月29日にハローワークに来て手続きをします。その時に29日以降31日までの雇用保険の振り込みの手続きを説明されるとのことでした。
3月2回目のハローワーク
説明を受けたように、より条件の良い就職先を探す気持ちがなったので空き時間でハローワークへ。
30分とかかりませんでした。
キャリアコンサルタントの方に、状況を説明して書類の確認をしてい貰います。3月29日に手続きに来るように念は押されました。
内定先からの連絡
3月6日以降は実家に帰っていました。
大学卒業後就職して、両親とゆっくり話をしたことがなかったので、今後のことについて話をしておきたかったためです。両親とも高齢ですが、普通の生活ができています。80歳を超えていることで、表現が難しいですが、何があるかわかりません。
定年より早く退職したことで、必要以上に心配している可能性もありますし、両親も気になっていることがあったようなので、良い機会だったと思います。
自宅に帰った時に、内定先から書類が届いていました。
4月1日に出勤した時に提出する書類が届いていました。電車通勤になるので、メールで伝えていたルートでの通勤で承認されたので定期を購入しても良いとの連絡も入っていました。
終活サポート企業での活動
2月29日に担当者と面談しました。採用の連絡があったことはメールで伝えていました。
「おめでとうございます。30歳代の再就職のスピードですよ。」と面談が始まりました。
担当者自身ノルマがあるなど、面談の合間に世間話もしていたので、55歳での再就職の私は苦戦するだろうと考えていたのかもしれません。心配の種が一つ解決して安心したのかもしれません。
勤務していた会社から就職活動の交通費など支給されるのでと説明され、手続きを進めました。
製薬会社のプロジェクトが再開した場合、連絡をいただけることになっていた企業に対しての連絡を依頼しました。
報告と交通費手続きでサポートは終了です。月末までにwebで手続きをすれば、後で何かあったもサポートができるので登録する様に案内書類を渡されました。
再就職手当
就職活動を進める中で、webでも情報収集をしました。その中で『再就職手当』の存在を知りました。
これは『離職者に早期に安定した職業についてもらう』『または早期に事業を開始した』このような状態を推進するための制度のようです。
再就職手当の金額
就職する前日までの失業の認定を受けた後の基本手当の支給残日数により給付率が異なります。
支給日数を所定給付日数の
3分の2以上残して早期に再就職した場合→→→基本手当の支給残日数の70%の額
3分の1以上残して早期に再就職した場合→→→基本手当の支給残日数の60%の額
早く再就職すると給付率が高くなります。
※基本手当=失業保険
失業保険残日数が3分の2以上、3分の1以上で割合が変わります。
就職促進定着手当
再就職手当を受給した方が再就職先に6カ月以上雇用され、再就職先での賃金が、離職前の賃金よりも低い場合は『就職促進定着手当』が受給できます。
6カ月以上雇用され、再就職先での6カ月間の間に支払われた賃金の1日分の額が雇用保険の給付を受ける前の賃金の1日分の額(賃金日額)に比べて低下している場合に給付を受けるとされています。
支給額は、再就職活動の実施期間で変わるため、受給金額は人それぞれで異なります。計算方法は下記のとおりですが、注意事項もいくつかあります。
基本手当額(※1)×基本手当の支給残日数に相当する日数(※2)×40%(※3)
※1:基本手当の上限、6,290円(60~65歳未満5.085円)となる
(毎年8月1日以降に変更される可能性があり)
※2:再就職手当の受給を受ける前の支給日数です。
※3:再就職手当の給付率が70%の場合、30%です。
2024年3月31日調査時点 金額や期間は個人差があります。金額などは就職先などで確認してください。
まとめ
雇用保険の給付や就職手当、再就職手当などの仕組みや計算方法を確認して感じるのは不公平感がない仕組みになっているということです。
わたしは330日分の給付が可能でした。先輩の方から、貰えるだけもらって働きだすという考えを聞き、アドバイスを受けたこともあります。自分が払った分、もらえる分だけもらった方が得との言ったことを言われていました。
求人情報を見て、興味があるものに応募して合格できました。計算式で比較します。
330日受給した場合(雇用保険 基本手当6,250円で試算)
6,250円×330日=2,062,500円
330日のうち90日で再就職した場合(雇用保険 基本手当6,250円で試算)
6,250×90日=562,500円(雇用保険 基本手当)
就職手当(計算式:基本手当日額×受給残日数×給付率)
※給付率は残日数3分の2以上であれば70%、3分の1以上なら60%です。
受給日残240日×70%=168日
6,250円×168日=1,050,000円
就職促進定着手当(計算式:賃金日額の差額×支払基礎日数)
支払基礎日数は就職手当の残日数で決まります。
残日数3分の2以上70%の方は30%で、3分の1以上の方であれば40%です。
雇用保険基本手当と就職手当で562,500+1,050,000=1,612,500円
雇用保険基本手当を330日受け取った場合は2,062,500円ですので、450,000円の差額です。
就職定着手当は計算式を紹介した方法で算出します。事例であれば240日×30%で72日です。
72日で450,000円を割ると6,250円となります。差額が6,250円あれば同額を受け取れることになります。
330日の雇用保険基本手当を受給したよりも多くなる人もいると思います。
受給には条件があるので、全ての人が対象とはなりません。自分が対象になるのかは調べる必要があります。計算内容も、私が調べて文面通りにしてますので解釈の間違いがある可能性もありますので、これらの仕組みで自分はどのような状況なのかの参考程度にしてください。
雇用保険基本手当、再就職手当、就職手当を調べてみて、不公平感を解消する。
早く就職することがマイナスにはならないようです。