【ポイント】「必要ない」と言われても、自分のベストを尽くしてみよう
就職活動で「職務経歴書は必要ありません」と書かれていることがありますが、それでもあえて提出することで、書類選考に通る可能性が高くなることがあります。
これは、「言われたことだけやる」のではなく、「自分ができることをやり切る」という姿勢が結果につながる、という気づきです。
今回は、実際にそんな行動をした人の話をもとに、「ベストを尽くす」ことの大切さについて、やさしくお話しします。

ベストを尽くすってどういうこと?
みなさんこんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は「気づき」についてお話したいと思います。特に、「ベストを尽くすってどういうことか?」ということに触れていきますね。
「ベストを尽くす」って、よく聞く言葉ですよね。でも、それって具体的にはどんなことなんでしょうか?
就職活動の現場に立っていると、たくさんの方の書類や面接のサポートをする機会があります。そこで気づいたのが、「ちょっとした工夫」や「自分なりの気遣い」が、大きな違いを生むことがある、ということなんです。
「職務経歴書はいりません」と書かれていても…
たとえば、ある求人票に「職務経歴書は不要です」と書かれていたとします。
多くの人は、指示通りに履歴書だけを送ると思います。それはもちろん間違いではありません。
でも、ある方は、「それでも念のため、職務経歴書も出してみよう」と考えました。
実は、その方はそれまで何度も書類選考で落とされていて、少しでも自分のことを伝えるために、職務経歴書をつけるようにしたそうです。
そうすると、書類が通るようになり、面接のチャンスがぐんと増えたという話を聞きました。
この方は、「書いてあった通りにした」わけではなく、「自分ができることを全部やった」んです。
それが結果につながったんですね。

私自身の気づきともうひとつの事例
この話、実は以前にもstand.fmやブログで紹介したことがあるんですが、
なぜ今日またお話ししようと思ったかというと、最近こんな場面があったからなんです。
私の担当ではない方の会話が、たまたま耳に入ってきたんですね。
「私はいつも職務経歴書は出してます」と。その方の声のトーンからも、自然体で、当たり前のように話している様子でした。
その後、その方の担当者に話を聞いてみたら、やっぱり書類選考の通過率が高いと。
それを聞いて、また改めて「やっぱり大事なことだな」と思ったんです。
気づきを、行動に変えていく
昨日も、別のお客さんと書類選考の話をしていました。
その方もなかなか通らないということで、「絶対これで通る」という保証はできないけど、
「こういう人がいてね」と、実例を伝えながら職務経歴書を出すことをおすすめしました。
するとその方も、「それならやってみます」と前向きに受け止めてくれました。
「必要ない」と書かれていても、自分ができることを丁寧にやっていく。
それが、「ベストを尽くす」ってことなんだろうなと感じています。
書類作成で意識しておきたいこと
履歴書についても同じことが言えます。
たとえば「志望動機」や「その会社を選んだ理由」をしっかりと書くこと。
「どうしてもここで働きたい」という気持ちを、自分の言葉で伝えること。
それが面接官の心に届くんです。
たとえ形式的に見えても、そこに気持ちが乗っているかどうかで、読み手の印象は大きく変わります。
「やらなくてもいい」と言われたことを、あえてやってみる。
「書かなくてもいい」と言われた欄に、自分の考えをしっかり書く。
その一歩が、結果につながることがあるんです。
まとめ:できることをやり切るということ
今日は、「職務経歴書は不要」と言われても送るという事例をもとに、
「自分ができることをやり切る=ベストを尽くす」という話をさせていただきました。
キャリアコンサルタントとして日々多くの方と接していると、
こうしたちょっとした違いが、大きな結果の差になることを感じる場面が多くあります。
もし今、就職活動や転職活動で悩んでいる方がいたら、
「言われたことだけをやる」のではなく、「自分ができることをすべてやる」という視点を、
ぜひ大切にしてみてくださいね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
それでは、また次回お会いしましょう。