💡ブログ記事のポイント
- 「これからどう生きたいか」を考える前に、「これまでどんな風に生きてきたか」を見つめ直してみましょう。
- 自分の強みや価値観、自然にやってきたことに気づくことで、新たな一歩が見えてきます。
- 感謝されたこと、夢中になったこと、よく頼まれること。そんな過去の経験の中に、自分らしさのヒントがあります。
- 人生を再設計する前の準備として、自分自身を棚卸しする時間を持ってみませんか?

これまでを振り返ってみるということ
みなさん、こんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は「自分の棚卸しをしてみましょう」というお話です。
昨日は「これからの人生を再設計してみてはどうでしょう?」というテーマで、未来に目を向けて考える話をしました。
今回は、その「再設計」をする前の準備として、これまでの自分自身を振り返る「棚卸し」の話をしたいと思います。
過去に光をあててみる
自分のこれまでを振り返るって、難しく感じるかもしれません。
でもそんなにかたく考えなくても大丈夫です。
これまでやってきたことの中に、
自分らしさや、自分が自然とやれていたこと、喜ばれたこと、いろんなヒントが隠れています。
たとえば、「自分の強みってなんだろう?」とか、「私はどんな価値観を大事にしてきたんだろう?」といったこと。
それを考えるのが、「自分の棚卸し」です。

焦らず、少しずつ自分に問いかけてみる
自分のことって、実は一番よくわからなかったりします。
強みも弱みも、自分では当たり前すぎて気づかないことも多いです。
だから、無理に急いで答えを出そうとしなくていいんです。
時間をかけて、少しずつで大丈夫。
「自分ってどんなことに向いているんだろう?」
「どんなときにワクワクしてたかな?」
そんなふうに、自分に問いかける時間を持ってみてください。
具体的な振り返りのヒント
では、どうやって振り返るといいのでしょうか?
いくつかの視点をお伝えしますね。
① 人から感謝された経験は?
「そんな大したことしてないよ」と思っていても、
相手にとってはすごく助かった、ありがたかったということがあるかもしれません。
あなたが自然にできたことが、実は他の人には難しいことだった。
そんな経験、思い出せるものはありませんか?
② 時間を忘れて夢中になれたことは?
何かに集中しているときって、あっという間に時間がたちますよね。
そんな経験があるなら、それはあなたが「好きなこと」「得意なこと」のヒントかもしれません。
子どもの頃の遊びでも、最近の仕事でもいいんです。
「気づいたら夢中になってたこと」、ぜひ思い出してみてください。
③ よく頼まれること、褒められることは?
「〇〇やってくれない?」とよく頼まれることや、
「いつも丁寧だよね」「安心して任せられる」といった言葉をもらったことはありませんか?
これも、自分では気づいていない“強み”のサインかもしれません。
まわりの人が見てくれている「あなたらしさ」です。
私自身の話を少しだけ
私も過去を振り返ることで、自分が大事にしてきたことに気づいた一人です。
たとえば、営業の仕事をしていたとき、得意先に行く前には必ず頭の中でシミュレーションしていました。
「今日はどんな話をしようかな」
「相手はどんな反応をするかな」
そんなことを考えて、準備をしてから訪問していました。
終わったあとも、「ちゃんと伝わったかな」「次はこうしよう」と振り返る。
それが当たり前だったんです。
でも、あるとき人に話してみたら、「えっ、そんなことまで考えてるの?」と驚かれたんですね。
私は「誰でもやってること」と思っていましたが、実はそれが私の強みだったのかもしれません。

「これくらい」は立派な経験かもしれない
自分が「たいしたことない」と思っていたことでも、
他の人にとっては「それ、すごいことだよ」と感じることってあります。
だから、まずは「これくらいのこと…」と思わずに、思い出してみてください。
箇条書きでも、メモでもいいです。
思い出したことをノートに書き出していくうちに、自分が積み重ねてきたものが見えてきます。
ブログとしてのまとめ
未来を見つめる前に、まずは「これまでの自分」に目を向けてみましょう。
人は意外と、自分のことをちゃんと見ていないものです。
でも振り返ってみると、「そうか、自分ってこんなことしてたんだな」って思える瞬間があります。
それが、自分らしいこれからをつくっていく一歩になるはずです。
焦らなくて大丈夫。
ちょっとずつ、自分に問いかけてみましょう。
人生の再設計は、今日ここから始められます。
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