管理職になったときに直面する3つの課題
はじめに
こんばんは、みってるです。
今日も昨日に引き続き、新しい電子書籍についてお話ししていきます。
今日のテーマは、「管理職になったときに直面する3つの課題」についてです。
課題は3つあります。
まず1つ目は「責任の重さ」。
2つ目は「部下との関係づくり」。
そして3つ目は「自分の成長との両立」です。
それでは早速、1つ目の「責任の重さ」についてお話しします。
課題1:責任の重さへの対応
私自身、会社でマネージャーになるための試験を受けました。2回目の試験で合格したのですが、1回目は不合格でした。
1回目の試験後、結果発表の日が近づくにつれ、「自分は本当にマネージャーとしてやっていけるのだろうか?」と不安になったことを今でも覚えています。
その不安の理由は、将来部下ができたとき、彼らを育成し、正しく評価できるのかということでした。
評価がその人の人生に影響を与える可能性を考えると、責任の重さに押しつぶされそうな気がしたのです。
発表の日、朝ジョギングをしていたとき、その不安が特に強くなり、「もしかしたら試験に落ちているかも」と思ったのを覚えています。
そして実際、1回目は落ちました。
その後の1年は、「なぜ自分はあれほど不安を感じたのか」を考えながら過ごしました。
それでも「地域の医療に貢献したい」という気持ちは変わらず、その目標を達成するためには、このプレッシャーに負けない力をつける必要があると思い、努力を続けました。
2回目の試験で合格し、マネージャーとしての役割を任されたとき、不安が完全になくなったわけではありませんでした。
それでも、「これから部下を育てて成果を出していこう」という意志を持ち続けました。
また、私は「学び始めるのが遅いなんてことはない」と常に考えていたので、何か間違いがあったときには、それをしっかり修正し、そこから学べばいいという前向きな気持ちで取り組んでいました。
実際、評価の場面でミスがあったとしても、それを取り返すために努力すればいいと思っていましたし、そういった姿勢が自分の成長にもつながると信じていました。
だからこそ、「責任の重さ」を乗り越えるためには、間違いがあれば素直に認めて修正すること、そして成長を続けることが一番大切だと思います。
責任の重さへの向き合い方は人それぞれかもしれませんが、自分自身を成長させることで、正しい判断や評価ができるようになり、最終的にはその責任を果たせるようになるのではないかと感じています。
課題2:部下との関係づくり
部下との関係づくりについてですが、これは多くの方が共感できる部分かもしれません。
一貫性を持つことや責任を取る覚悟を持つことが重要だと感じています。
特に責任を取ることについては、私自身、いつも「チームや部下がしたことについては自分が責任を取る」という気持ちで仕事をしていました。
ただ、当時はそれをあえて言葉にすることが少なく、「自分の気持ちは伝わっているだろう」と思い込んでいた部分がありました。これを振り返ると反省する点です。
今の若い世代や過去を振り返ると、「自分が責任を取るから、自由にやってみて」「チャレンジしてみなさい」といった言葉をもっと伝えていたら、メンバーがより積極的に行動できたのではないか、と考えることがあります。
後悔しているわけではありませんが、チームをより良くするためにはその方が良かったのかもしれない、という思いが、この本を書こうと思ったきっかけのひとつでもあります。
課題3:自分の成長との両立
次に、自分の成長と管理職としての仕事の両立についてです。営業マンとして仕事をしていた頃と比べると、マネージャーになった時には、正直なところ、仕事に追われてかなり忙しかった記憶があります。
マネージャーの仕事というのは、自分の業務だけでなく、チーム全体や部下の仕事をフォローしたりサポートしたりすることも含まれています。
そのため、仕事量がとても多くなるのが実際です。だからこそ、効率よく業務を進めるためには、「自分でやる部分」と「他の人に任せる部分」をしっかり考え、それを実行することが大事だと思います。
私が普段から意識していたのは、「日々の業務を通じて成長する」ということです。
これは自分自身にも言えますし、部下にもそう指導するよう心がけていました。
具体的には、たとえば取引先と「これから半年間どんな活動をしていくか」という打ち合わせや説明会をするとき、プレゼン資料の作成やプレゼンの仕方などのスキルを磨くように意識しました。
また、取引先の幹部との交渉をする機会もあったので、そのための知識やスキルも学びました。
こういったことに取り組むことで、自分の成長と管理職としての役割を両立させることができるのではないか、と実感しています。
まとめ
今日は、「管理職になったときに直面する3つの課題」についてお話ししました。
これが少しでも参考になれば嬉しいです。今日も最後までお聞きいただき、ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。さようなら!
音声配信内容のポイント
管理職の課題その1:責任の重さ
- 責任を取る姿勢
自分のチームや部下の行動には、自分が責任を取るという気持ちを持っていた。 - 言葉にしなかった反省点
責任を取る覚悟を口に出さず、部下に伝わらなかったことを振り返り、反省。 - 自由なチャレンジの支援
「責任を取るから挑戦していいよ」という声掛けが、部下の積極性を引き出したかもしれないと後悔。
管理職の課題その2:部下との関係づくり
- 一貫性の重要性
部下との信頼関係を築くには、一貫した態度が必要だと感じた。 - 自由と責任のバランス
自由な挑戦を許可し、責任を取る姿勢が関係構築に役立つ可能性を考えた。
管理職の課題その3:自分の成長との両立
- 仕事量の増加
管理職になると、業務量が増え、自分の仕事とチームのサポートを両立する必要がある。 - 効率的な業務分担
「自分がやること」「任せること」を明確に分けることが重要。 - 業務を通じた成長
日々の業務を成長の機会と捉える。部下にも同じ視点を持たせる指導を心がけた。
成長の具体的な取り組み
- スキル向上の努力
- プレゼン資料の作成や説明会でのプレゼンスキル向上に取り組んだ。
- 取引先幹部との交渉を通じ、知識やスキルを磨いた。
- 成長の両立を実現
自分自身の成長が、結果的にチーム全体の成果にもつながると実感。
まとめ
管理職として直面する課題は、責任を果たす覚悟、部下との信頼関係を築く努力、自分自身の成長との両立です。
これらの課題に取り組む中で、私自身が学んだことは、何よりも「伝えることの大切さ」でした。
責任を取る覚悟や部下への信頼を言葉にすることで、チーム全体が前向きに動くきっかけになると感じました。
また、自分の業務に追われる中でも、部下に任せる部分を決め、効率よく仕事を進めることで、成長の機会を見出すことができます。
管理職という立場は決して簡単ではありませんが、日々の業務を通じて成長し続けることで、より良いチームづくりが可能になります。
この内容が、皆さんの考えや行動のヒントになれば嬉しいです。
責任を恐れず、自分の力を信じて前に進んでいきましょう!