こんばんは、みってるです。 今日は少し違う話題で、「資源配分」についてお話しします。
資源配分
資源配分は2つ
「資源配分」と言うと、ビジネスの場面では、「どの企画にどれくらいお金を使うか」を決めることや、自分の労力や行動が100だとした場合、「どのお客様にどれだけ力を注ぐか」ということを考えることです。
誤解してほしくないのですが、これは「手を抜く」という意味ではありません。
必要な分だけの力を見極めることが大事、という話です。
私も営業で30年以上働いてきましたが、後輩の中には、どのお客様にも同じように力を入れようとする人がいました。
勝つためにどのくらいのパワーが必要かを見極める
私が考えていたのは、売上に応じたサービスを提供することです。
どのお客様にもサービスを提供しますが、競争相手もいるので、ライバルよりも売上を確保するために、どれくらい力を入れるべきかを考えながら仕事をしてきました。
どのお客様にも同じ力を注ぐのではなく、「どこにどれだけ力を注ぐか」を意識しないと、勝つべきところで負けてしまうこともあります。
私は、特に売上を確保したいお客様には100%の力を注ぎ、他の得意先には、例えば70%の力で対応しても十分に満足を得られ、売上も上げられるように資源配分を考えていました。
この考え方はよく後輩にも話してきましたが、「100の力」が具体的に何を指すのかわからないということが多いようです。
では、少し言葉を変えてわかりやすくしてみますね。
一度は最大限を実行してみる
どうやって動いていくかを考えるとき、まずは自分がどこまでやれるか、限界を知ることが大切だと思います。
最初の話とは反対のように聞こえるかもしれませんが、全力でやれる範囲を一度確認しておくことが必要なんです。
たとえば、営業で自分が本気で取り組んだとき、どれくらいの成果が出せるのかを知ること。
そうしないと、半年の目標を達成するために、どのような活動をどのくらいの頻度でしていけばいいか見えてこないんですよね。
矛盾しているようですが、やはり一度は全力を出して、自分の100%がどのくらいかを把握しておく必要があると思います。
100%がどんなものかを知っておけば、経験を重ねる中で、その活動が楽になっていきます。
そうすると、いちいち「今の100%はどのくらいだろう」と考えなくても、おおよそわかってくるようになります。
数年続けることで、自分にとっての100%、70%、60%の力加減が、どれくらいの活動量になるか、また、それで相手に勝つにはどのくらいのパワーが必要かもつかめてくるでしょう。
限りある時間と自分の能力をいかに活用するか?
少しニュアンスの話になるので、わかりにくいかもしれませんが、限られた時間と自分の能力の中で成果を出すために、相手やライバルを分析しながら、どれくらい力をかけるべきかを考えて行動することは、仕事をする上でとても大切だと思います。
今日はそういうお話をさせていただきました。
最後まで聞いてくださってありがとうございます。それでは、さようなら。
資源配分を考える時のポイント
全力を知る必要性
自分ができる限界(100%)を一度確認し、自分の能力を把握することが大切です。
最初から完全を目指す必要はないと思います。
目標達成のための計画
半年の目標を達成するためには、どこにどれだけ力を注ぐかを具体的に考え、計画を立てる必要があります。
売りあげを稼ぐ得意先、売上を維持あるいは微増を狙う得意先、マイナスを減らし維持を目指す先など目標達成のための色分けをして活動計画を考えます。
経験による成長と効率
一度100%を知っておけば、経験を重ねることで、その力をどのくらい出せばよいかが自然とわかるようになます。
数年の経験で、自分の100%や70%がどれだけの活動量になるかがつかめるようになると前段の計画は立てやすくなり、精度もあがっていきます。
限られた時間と資源の有効活用
限られた時間や能力の中で成果を上げるために、相手やライバルの分析をし、どれだけの労力や時間をかけるかを計画することが重要です。
最初に伝えましたが、手抜きをするわけではありません。
この考え方は、取引量に応じたサービスを適切に提供することにつながると思います。
戦略的な資源配分の必要性
自分の力を効率よく配分するために、どれくらいの力をどこに注ぐべきかを考えながら行動することが、仕事で成功するために不可欠です。
自分自身の資源配分のまとめ
今回のテーマは「資源配分」と、自分の力を効率的に使う方法です。
まず、自分がどこまでやれるか全力を一度確認し、その100%の活動量を把握することが大切です。
営業で成果を上げるためには、半年の目標に向けて計画を立て、どこにどれだけ力を注ぐかを決める必要があります。
経験を重ねると自然と力加減がわかり、相手やライバルを分析して必要な力を的確に配分できるようになります。
私は営業でしたので、営業の考え方で記載しました。
営業職以外でも、自分自身の業務を効率的にすすめるためには、資源配分を考え効率的に仕事を進める必要があります。
限られた時間の中で、自分の力を効果的に使うために、戦略的な資源配分は必要です。