マネージャーとして最初の1年、様々な経験を積まれたことと思います。
新年度を前に、この1年を振り返り、次の成長につなげる機会にしていきましょう。
私の1年目の経験から
私自身、マネージャー1年目で大きな失敗を経験しました。
新製品発売のタイミングで、「自分で動いた方が早い」「取引先との関係強化も進めたい」という思いから、すべての関係者に自分で説明して回りました。
結果は予想外のものでした。
メンバーのモチベーションは上がらず、取引先プロモーターも盛り上がらず、販売金額は伸び悩みました。
全てを自分で抱え込むことで、かえってチーム全体のパフォーマンスを低下させてしまったのです。
この経験から学んだ重要なポイントを、これから共有させていただきます。
3つの重要なポイント
1. プレイヤーからマネージャーへの意識転換
最も重要な学びは、「個人の成果」から「チーム全体の成果」への意識転換でした。優秀なプレイヤーだった人ほど、この転換に苦労するかもしれません。
- 自分で全部やろうとしない
- メンバーに適切に権限委譲する
- チーム全体の成果に目を向ける
2. メンバーとの信頼関係構築
私は、部下が戻ってきたときには必ず手を止めて顔を見て声をかけることを心がけていました。
一見些細なことですが、このような日常的な関わりが、信頼関係構築の基盤となります。
- 1on1ミーティングの質を高める
- メンバーの話に耳を傾ける
- 小さな成功を共に喜ぶ
3. 成果と育成のバランス
マネージャーの役割は、部下育成をしながら成果を上げること。
この2つは別々のものではありません。
日常業務の中に育成の機会を見出し、メンバーの成長と成果を同時に実現していくことが重要です。
2年目に向けての準備
2年目に向けて、以下のような準備をお勧めします。
- 1年間の振り返り
- 成功体験と失敗体験の棚卸し
- メンバーからのフィードバック収集
- 自己の強みと課題の明確化
- 新年度の目標設定
- チームビジョンの再確認
- メンバーの育成計画
- 自己成長の目標設定
まとめ
マネージャー1年目は、まさに試行錯誤の連続だったのではないでしょうか。
その経験は、必ず次の成長につながります。
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より詳しいマネジメントの実践方法について、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
皆さまの2年目での更なる成長を、心より応援しています。
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