みなさん、こんにちは。キャリアコンサルタントのみってるです。
製薬会社で14年間のマネジメント経験を持つ私から、新任マネージャーの皆さんへ、最初の100日間で押さえるべきポイントをお伝えします。
なぜ最初の100日が重要なのか
マネージャーへの昇進は、個人プレイヤーからチームリーダーへの大きな転換点です。
この期間に適切な基盤を作ることで、その後の1年、2年の成果が大きく変わってきます。
私自身、新任マネージャーとして最初に経験した新製品発売では、チームの実績が下位5チームに入ってしまいました。
この経験から、マネージャーとしての最初の100日間の重要性を痛感しました。
私の勤務していた会社は営業力が強みでした。赴任して、どのくらいで自分のところに来てくれたかを見ている得意先もありました。
そのため、赴任直後は売上上位の施設を優先的に訪問して挨拶回りをしていました。
部下と同行をしながら、車の中で話しをするなどしてメンバーのことを知ることと同時に進めていました。
置かれた環境の中で、工夫をして活動していました。
最初の1ヶ月:基盤作り
チームメンバーとの信頼関係構築
- 個別面談の実施
- 日常的なコミュニケーションの確立
- メンバーの希望や価値観の理解
現状把握
- チーム全体の強み・弱みの分析
- 直面している課題の整理
- 利用可能なリソースの確認
コミュニケーション方針の確立
- 報告・連絡・相談のルール作り
- チームミーティングの進め方の設定
- 1on1ミーティングの定期開催
2ヶ月目:チーム運営の確立
メンバー個々の特性把握
- 得意分野・苦手分野の把握
- 成長意欲・キャリアプランの確認
- サポートが必要な領域の特定
目標設定と役割分担
- チーム全体の目標設定
- 個人目標との連携
- 明確な役割分担の実施
チームミーティングの効果的運営
- 進行役の育成
- 建設的な議論の促進
- 情報共有の仕組み作り
3ヶ月目:成果創出とチーム成長
具体的な成果の見える化
- 数値目標の進捗確認
- 改善点の明確化
- 成功事例の共有
メンバーの成長支援
- 育成計画の具体化
- チャレンジ機会の提供
- 適切なフィードバック
チーム全体の方向性確認
- ビジョンの共有
- 中長期目標の設定
- 次の課題の明確化
成功のための具体的アプローチ
私の経験から、特に重要だと感じる点をお伝えします。
- メンバーが戻ってきたら必ず顔を見て声をかける
- 日常的なコミュニケーションの基盤となります
- 小さな変化に気づくきっかけになります
- チーム全体の成果を重視する
- 個人プレイヤー時代の考え方からの転換が必要です
- メンバー全員の貢献を認め、共有します
- 失敗を恐れない環境作り
- 挑戦を推奨する雰囲気を作ります
- 失敗から学ぶ姿勢を大切にします
まとめ:100日後の目指す姿
最初の100日間で目指すべきは
- チームメンバーとの信頼関係の確立
- 明確な目標と役割分担の設定
- 継続的な成長の仕組みづくり
この期間に適切な基盤を作ることで、その後のチーム運営がスムーズになります。
私の著書『新任マネージャー実践ハンドブック』では、これらの内容をより詳しく、具体的な事例を交えて解説しています。
新任マネージャーとしての課題に直面されている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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